2025年に登場予定の「iPhone 17」シリーズでは、従来の「Plus」モデルに代わる新しいラインナップ「iPhone 17 Air」が投入される見込みである。このモデルは大幅に薄型化されたデザインが特徴で、既存の「iPhone 17」と「iPhone 17 Pro」の中間に位置付けられる。

噂では、Proシリーズの要素を一部取り入れながらも、独自の特徴で新たな需要を開拓する狙いがあるという。

iPhone Plusの廃止と新モデル「Air」の登場

2025年に発表されると予想される「iPhone 17」シリーズでは、「Plus」モデルが廃止される見通しである。近年、Plusモデルは販売成績が振るわず、かつての「mini」モデルのように需要を満たせなかったことが背景にある。代わりに、新しいラインナップ「iPhone 17 Air」が登場する予定だ。

この新モデルは従来のPlusに代わり、より薄型で洗練されたデザインを提供し、ラインナップに新たな風を吹き込む狙いがある。iPhone 17 Airの名称は、軽量で薄型のコンセプトを強調するために選ばれたものと考えられている。

2008年に登場したMacBook Airがその象徴であるように、Appleは再び「Air」という名で革新的なデザインをアピールしようとしている。この変化により、ラインナップ全体の再構築が進むことが予想される。

大幅な薄型化とアルミニウムフレームの採用

iPhone 17 Airの大きな特徴は、その大幅な薄型化にある。従来のProモデルで使用されていたチタンフレームに対し、Airではアルミニウムフレームを採用することで、より軽量かつ薄型の設計が実現される見込みである。このフレームの変更により、持ちやすさとデザイン性の両立が図られている。

さらに、ディスプレイ周辺の「Dynamic Island」の幅が狭くなるとされ、Face IDシステムに小型のメタレンズが導入される可能性がある。これにより、さらなる薄型化が期待されているが、一部のアナリストはこの技術的な変更について異論を唱えている。

内部コードネーム「D23」として開発が進められており、iPhone X以来の大幅なデザイン変更が予測される。

ProMotion技術の全モデル導入とディスプレイの進化

iPhone 17シリーズでは、全モデルにおいてProMotion技術が採用される予定である。これにより、ディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzまで引き上げられ、スクロールやビデオ再生の滑らかさが向上する。これまではProモデルに限定されていた機能であり、非Proモデルへの導入は大きな進化といえる。

また、ProMotion技術により、1Hzまでリフレッシュレートを下げることが可能となり、常時表示機能が全モデルで利用できるようになる。この機能は、ロック画面に時計やウィジェット、通知を常時表示するために重要である。ディスプレイの進化は、エネルギー効率の向上と視覚体験の質を同時に高めることを目的としている。

価格と位置付け:ミッドレンジから高価格帯へのシフト

iPhone 17 Airの価格設定については、Pro Maxモデルに匹敵するか、場合によってはそれ以上になる可能性があると報じられている。これは、Airが従来のミッドレンジを超え、高価格帯へシフトすることを示唆している。この価格帯の変更は、新しい薄型デザインの魅力により、ユーザーに訴求力を持たせる狙いがある。

一方で、ハードウェア仕様はProモデルには及ばないとされており、その位置付けが今後の戦略に影響を与えるかもしれない。BloombergのMark Gurmanは、Airが今後さらに進化し、Proモデルの性能を取り込むステップとなる可能性を指摘しているが、それが実現するのは2027年以降になると予測している。