長時間のフライトで友人と共に楽しむために、iPhoneに二つのAirPodsを接続する方法を知っておくと便利である。Appleの「オーディオ共有」機能を使えば、iPhoneやiPadに二つのAirPodsを簡単に接続できる。このガイドでは、接続手順や音量調整の方法、対応デバイスについて詳しく解説する。
iOSデバイスでのAirPodsの接続手順
Appleの「オーディオ共有」機能を利用すれば、iOSデバイスに二つのAirPodsを接続することが可能である。まず最初に、一つ目のAirPodsをデバイスに接続する。接続が完了したら、デバイスのコントロールセンターを開き、AirPlayアイコンを選択して接続デバイスのリストにアクセスする。次に、二つ目のAirPodsをケースに入れたまま開き、iPhoneに近づける。AirPods Maxの場合はヘッドホン自体を近づけるだけでよい。リストに表示されたら「オーディオを共有」を選択し、再度「オーディオを共有」を選んで二つ目のAirPodsを選択する。これで両方のAirPodsが接続される。
接続完了後、オーディオの品質に関して注意点がある。二つ目のAirPodsのオーディオ品質は一つ目に比べて若干低下することがあり、両方のAirPodsで空間オーディオの頭の動きに対応したトラッキング機能が無効になる。これにより、同じデバイスで異なるAirPodsを使用する際には、多少の制約があることを理解しておく必要がある。しかし、これらの機能が無効になっても、AirPods同士の接続は非常に簡単で直感的である。
音楽や映像を友人と共有する際、ケーブルが絡まる心配もなく、快適に楽しむことができるのがこの機能の最大の利点である。この手順を覚えておくことで、旅行中や移動中にもスムーズにデバイスをシェアできる。
音量調整の方法
二つのAirPodsを一つのiOSデバイスに接続した後、音量の調整は個別に行うことができる。まず、各AirPodsのステム部分をスワイプすることで、通常通り音量を調整できる。この方法は直感的で簡単に操作できるため、多くのユーザーにとって便利である。また、コントロールセンターでも個別に音量スライダーが表示されるので、ここで各AirPodsの音量を細かく調整することが可能である。
さらに、コントロールセンターのメイン音量スライダーを使うことで、両方のAirPodsの音量を同時に調整することもできる。この機能は、全体の音量を一度に変えたい場合に非常に便利である。また、ロック画面でも再生機能にアクセスできるため、画面をアンロックせずに音量調整ができるのも大きな利点である。これにより、使用中の利便性が大幅に向上する。
しかし、二つのAirPodsを使用している場合、音量のバランスには注意が必要である。片方のAirPodsの音量が他方よりも大きい場合、聴覚上の不均衡が生じる可能性がある。そのため、特に長時間使用する際は、適切な音量調整を心がけることが重要である。これにより、より快適なリスニング体験が得られる。
対応デバイスとヘッドホンのリスト
Appleのオーディオ共有機能は、iOS 13以降を搭載した特定のiPhoneやiPadで利用できる。対応するiPhoneはiPhone 8以降のモデルであり、iPadはiPad Pro 12.9インチ(第2世代)以降、iPad Pro 11インチ、iPad Pro 10.5インチ、iPad Air(第3世代)以降、iPad mini(第5世代)以降、そしてiPad(第5世代)以降が対象である。また、iPod touch(第7世代)もこの機能をサポートしている。
対応するヘッドホンには、Appleが提供するさまざまなモデルが含まれる。具体的には、AirPods(第1世代)以降、AirPods Max、AirPods Pro(第1世代)以降、Beats Fit Pro、Beats Flex、Beats Solo3 Wireless、Beats Solo4、Beats Studio3 Wireless、BeatsX、Powerbeats、Powerbeats Pro、Powerbeats3 Wireless、Solo Proが対応している。これらのデバイスを持っているユーザーは、簡単にオーディオ共有機能を利用することができる。
このように、幅広いデバイスとヘッドホンが対応しているため、多くのユーザーがこの便利な機能を利用することができる。特に、家族や友人と一緒に音楽や映像を楽しむ際には、この機能が非常に役立つだろう。対応デバイスとヘッドホンを確認して、すぐにオーディオ共有を始めることができる。
MacおよびApple TV 4Kでの接続方法
オーディオ共有機能はiPhoneやiPadだけでなく、MacやApple TV 4Kでも利用できる。まず、Macでの接続方法を紹介する。Macで二つのAirPodsを接続するには、まずユーティリティフォルダを開き、Audio MIDI Setupを起動する。次に、ウィンドウの下部にある「+」アイコンを選択し、「マルチ出力デバイスを作成」を選ぶ。これで、両方のAirPodsを選択してグループを作成すれば、二つのAirPodsを同時に使用できる。
Apple TV 4Kでも同様に二つのAirPodsを接続することが可能である。まず、SiriリモコンのTVボタンを長押ししてコントロールセンターを開く。次に、「オーディオコントロール」を選び、自分のAirPodsを最初のペアとして選択する。その後、「オーディオを共有」を選択し、指示に従って二つ目のAirPodsを接続する。これで、Apple TV 4Kでも二つのAirPodsを使用して映画や音楽を楽しむことができる。
ただし、Apple TV HDはこの機能をサポートしていないことに注意が必要である。また、非対応のヘッドホンも存在するため、接続前に対応デバイスかどうかを確認することが重要である。これにより、スムーズにオーディオ共有を楽しむことができるだろう。