iPhone 15 Proを使っていて、「常時表示ディスプレイって便利だけど、バッテリーの減りが早くならない?」と感じたことはありませんか。画面を触らなくても時間や通知が見えるAODは魅力的ですが、その裏でどれくらい電力を使っているのかは意外と知られていません。
SNSや口コミでは「1日で電池がごっそり減る」「焼き付きが怖いからオフにした」という声がある一方で、「設定次第ではそこまで気にしなくていい」という意見も見られます。情報が断片的なため、ライトユーザーほど判断に迷いやすいのが実情です。
本記事では、iPhone 15 ProシリーズのAODについて、実際のバッテリー消費データやiOSアップデートによる改善、壁紙表示の有無による違いなどを整理して解説します。
さらに、長期使用で気になる画面の焼き付きリスクや、Galaxyなど他社スマホとの比較、自動オフ機能を活かした賢い使い方にも触れていきます。
読み終える頃には、「自分はAODをオンにすべきか、オフにすべきか」「オンにするならどの設定がベストか」がはっきり分かるはずです。無駄な電池消費で後悔しないために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
常時表示ディスプレイとは?iPhone 15 Proで何が変わったのか
常時表示ディスプレイとは、iPhoneをロックした状態でも、時計や日付、通知などの必要最低限の情報を画面に表示し続ける機能です。画面が完全に消えないため、机の上に置いたままでも時間や通知をひと目で確認できます。Androidでは以前から一般的でしたが、iPhoneでは比較的最近になって本格的に導入されました。
iPhone 15 Proで注目すべきポイントは、常時表示が単なる表示機能ではなく、ハードウェアとソフトウェアが一体となった体験に進化した点です。Appleによれば、この機能は視認性だけでなく、日常の操作回数を減らし、スマートフォンとの距離感を変える役割を担っています。
まず、技術面での大きな変化として、iPhone 15 ProはLTPOディスプレイを採用しています。これにより、画面の更新頻度を状況に応じて大きく変えられるようになりました。操作中は滑らかな最大120Hz表示、ロック時の常時表示では1Hzまで下げることで、無駄な電力消費を抑えています。
| 項目 | 従来の表示 | iPhone 15 Proの常時表示 |
|---|---|---|
| 画面状態 | 完全に消灯 | 低輝度で情報を表示 |
| リフレッシュレート | 固定(高め) | 最小1Hzまで低下 |
| 情報確認 | 持ち上げやタップが必要 | ノールックで可能 |
もうひとつの特徴が、表示内容のリッチさです。iPhone 15 Proでは、真っ黒な背景に文字だけを表示するのではなく、ロック画面の壁紙の色味を保ったまま暗く表示します。これはApple独自のアプローチで、デザイン性を重視するユーザーには大きな魅力です。
一方で、壁紙を表示するという選択は、電力消費が増えるという現実も伴います。複数の検証テストでは、壁紙ありの常時表示は、完全に画面を消した状態と比べて、1日あたりおよそ20%前後多くバッテリーを使うケースが確認されています。Macworldなどの技術メディアも、この点をiPhoneの常時表示の個性として指摘しています。
iPhone 15 Proでは、A17 Proチップに内蔵された専用のディスプレイ制御機構が、常時表示中の処理を肩代わりします。これにより、メインのCPUを深く休ませたまま、時刻更新や色調調整だけを行えるようになりました。結果として、初期のiOS 17と比べ、iOS 18以降では待機時のバッテリー効率が着実に改善しています。
つまり、iPhone 15 Proの常時表示ディスプレイは、「画面が点きっぱなしなのに思ったより賢い」機能へと進化しています。見た目の美しさと省電力のバランスを、どこまで許容するか。その選択肢をユーザー側に委ねている点こそが、iPhone 15 Proで変わった最大のポイントと言えるでしょう。
AODの仕組みを支えるLTPOディスプレイとA17 Proチップ

iPhone 15 ProのAODが実用レベルで成立している最大の理由は、**LTPOディスプレイとA17 Proチップが役割分担しながら電力を極限まで絞っている点**にあります。ガジェットに詳しくない方でも、この2つが「画面」と「頭脳」として連携していると考えると理解しやすいです。
まずLTPOディスプレイです。従来のスマートフォンの画面は、表示が変わらなくても1秒間に60回ほど描き直し続けていました。静止画でもエンジンを回し続ける車のような状態で、待機中でも電力を消費していたのです。
LTPOではこの常識が変わります。表示がほぼ固定されるAOD時には、**リフレッシュレートを1Hz、つまり1秒に1回まで落とせる**ため、画面を動かすための電力そのものを大幅に削減できます。
| 項目 | 従来方式 | LTPO方式 |
|---|---|---|
| 最低リフレッシュレート | 約60Hz | 1Hz |
| 静止画表示時の電力 | 高め | 大幅に低減 |
| AODへの適性 | 低い | 非常に高い |
ただし、ここで重要な現実があります。**1Hzであっても、光っているピクセルには電力が流れ続ける**という点です。有機ELは黒い部分は完全に消灯できますが、壁紙や写真を表示すれば、その分だけ発光が必要になります。
Appleが採用している「壁紙を残したAOD」は視覚的には美しい反面、黒背景のみのAODより電力を使うのは物理的に避けられません。これはMacworldやPhoneBuffなど複数の検証でも一貫して指摘されています。
そこで活躍するのがA17 Proチップです。このチップには、AOD専用のディスプレイエンジンが組み込まれており、**メインCPUを深く眠らせたまま画面制御だけを単独で処理**できます。
時計の更新や色調の調整といった軽い作業を、わざわざ高性能コアで行わない設計になっているのです。半導体解析で知られるGeekerwanの調査によれば、iOS 18以降はこの制御がさらに洗練され、不要なクロック上昇が抑えられています。
その結果、ソフトウェア更新だけで待機時のバッテリー効率が改善する現象も確認されました。これは、**AODが単なる画面機能ではなく、チップ設計とOS最適化の結晶である**ことを示しています。
ライトユーザーの視点で見ると、「なぜ表示しているのに思ったほど減らないのか」という疑問の答えはここにあります。LTPOが無駄な描き直しを止め、A17 Proが無駄な計算をさせない。この二重構造が、iPhone 15 ProのAODを日常使いできるレベルに押し上げているのです。
実測データで見るAODのバッテリー消費量
ここでは、iPhone 15 ProシリーズのAODが実際にどの程度バッテリーを消費するのかを、実測データをもとに見ていきます。カタログスペックや体感ではなく、数値で把握すると、設定の意味が一気にわかりやすくなります。
複数の独立した検証結果を総合すると、AODの消費電力は「壁紙を表示するかどうか」で明確に差が出ます。特にMacRumorsやPhoneBuffによる長時間テストでは、待機状態を24時間維持した際の減少量が安定して観測されています。
| 設定状態 | 1時間あたりの消費 | 24時間換算 |
|---|---|---|
| AODオン(壁紙あり) | 約0.8〜1.0% | 約19〜24% |
| AODオン(黒背景) | 約0.6〜0.8% | 約14〜19% |
| AODオフ | 約0.3〜0.5% | 約7〜12% |
この数字を見ると、壁紙ありのAODは1日放置するだけでバッテリーの約5分の1を消費することがわかります。ライトユーザーでも「朝100%だったのに、夜にはかなり減っている」と感じやすい水準です。
PhoneBuffが行ったYouTubeでの連続テストでも、壁紙ありAODは黒背景設定に比べて、24時間でおおよそ5〜8%多く電力を消費する傾向が確認されています。これはOLEDの特性上、色の付いた画素を表示し続ける限り、電流が流れ続けるためです。
また、数値が完全に一定にならない理由も重要です。ウィジェットの数、通知の頻度、周囲の明るさによってAODの輝度や更新回数が変わるため、明るいオフィスや日中の屋外では消費量がやや増えることがあります。
Appleの技術解説やiOS 18以降の解析によれば、A17 Proの専用ディスプレイエンジンによってCPUは深いスリープ状態を保っていますが、それでも「画面が光っている以上、ゼロにはならない」というのが実測データの示す現実です。
つまりAODのバッテリー消費は、誤差レベルではなく、設定次第で1日あたり10%以上の差を生む実在するコストだと理解しておくと、後悔のない使い方につながります。
iOSの進化でAODの電費はどこまで改善されたのか

iPhoneの常時表示ディスプレイは、登場当初から「便利だけれど電池が減りやすい」という印象を持たれがちでした。しかし実際には、iOSの進化によってAODの電力効率は着実に改善されています。特にiPhone 15 Proシリーズでは、OSアップデートの影響が体感レベルで表れています。
初期のiOS 17では、AODをオンにした状態で何も操作していなくても、バッテリー残量が思った以上に減るという声が多くありました。Appleのサポートフォーラムや専門メディアによれば、バックグラウンド処理の最適化不足が重なり、待機時でもCPUや通信系が目覚めやすかったことが原因とされています。
この状況を大きく変えたのがiOS 18です。半導体解析で知られるGeekerwanや、9to5Macなどの検証によれば、同じiPhone 15 Pro MaxでもiOS 18では実使用で約1時間バッテリー駆動が延びた事例が報告されています。AOD表示中は専用のディスプレイエンジンが主に処理を担当し、CPUを深いスリープ状態に保つ制御がより徹底されました。
| iOS世代 | AOD時の傾向 | ユーザー体感 |
|---|---|---|
| iOS 17 | バックグラウンド処理が多め | 待機中でも減りが早い |
| iOS 18 | 低電力コア中心の制御 | 減り方が明らかに穏やか |
| 2026年時点の最新iOS | AODと低電力モードの連携強化 | 長時間放置でも安心感 |
2026年時点の最新iOSでは、この流れがさらに洗練されています。操作中の派手なアニメーションは増えた一方で、AODのような待機状態では極力動かさない設計が徹底されました。低電力モードと組み合わせると、AODをオンにしていても消費電力が目立ちにくいという評価が、長期ユーザーの間で定着しています。
重要なのは、AODの省電力化はハードウェアだけで完結していない点です。Apple自身がWWDCで繰り返し強調しているように、ディスプレイ、SoC、iOSの三位一体の最適化によって、同じ端末でもOSが新しくなるほど電費が改善する構造になっています。
ライトユーザーの視点で見ると、「AODは電池を食う機能」という評価は、すでに過去のものになりつつあります。iOSの進化によって、何もしない時間の無駄な消費は確実に削られており、気づかないうちに改善の恩恵を受けている人も多いはずです。
画面焼き付きは本当に起きる?長期使用レビューの結論
結論からお伝えすると、iPhone 15 Proシリーズの常時表示ディスプレイによって、通常の使い方で深刻な画面焼き付きが起きる可能性は極めて低いです。発売から数年が経過した2026年時点での長期レビューや検証結果を総合すると、ライトユーザーが日常的に使う範囲では、過度に心配する必要はありません。
発売当初はSNSなどで「数週間で焼き付いた」という声が話題になりましたが、Appleの技術解析や専門家の検証によれば、その多くは恒久的な焼き付きではなく、一時的な残像だったことが確認されています。残像は同じ表示を続けたことで一時的に見える現象で、画面表示を切り替えたり時間が経つことで自然に消えます。
Appleはこの問題を重く受け止め、iOSのアップデートで表示制御を修正しました。Mashableなどの報道によれば、iOS 17.1以降では残像報告が大幅に減少しており、ソフトウェア面での対策が確実に効いていることがわかります。
| 現象の種類 | 特徴 | 現在の評価 |
|---|---|---|
| 焼き付き | 素子の劣化による恒久的な表示残り | 通常使用では極めて稀 |
| 残像 | 一時的に表示がうっすら残る | アップデート後はほぼ解消 |
さらに安心できる点として、iPhone 15 Proのディスプレイには、焼き付きを防ぐための仕組みが複数組み込まれています。表示をわずかにずらすピクセルシフトや、時計など固定表示部分の輝度を自動的に抑える制御は、人の目には気づかないレベルで常に動作しています。
Redditなどで共有されている1年〜2年以上の長期使用レビューを見ても、AODをオンにしたままでも肉眼ではっきり分かる焼き付きが発生した例はごく少数です。しかも多くは直射日光下で最大輝度を長時間維持するといった、かなり極端な条件が重なっています。
つまり、ポケットや机の上で時計や通知を確認する程度の使い方であれば、AODが原因で画面がダメになる心配はほぼありません。必要以上に恐れるよりも、Appleが前提としている使い方を守ることが、結果的に最も安全だと言えます。
Galaxyシリーズとの比較で見えるiPhone AODの立ち位置
Galaxyシリーズとの比較でiPhoneのAODを考えると、まず見えてくるのは「どこまでを自動で任せるか」という思想の違いです。GalaxyはAODの元祖とも言える存在で、長年にわたり黒背景に最小限の情報を表示する省電力路線を磨いてきました。一方、iPhoneは後発でありながら、あえて壁紙を残すリッチな表示からスタートしています。この違いは、見た目だけでなく使い勝手にも直結します。
PhoneBuffやGeekerwanによるバッテリードレイン比較テストによれば、iPhone 15 Pro MaxとGalaxy S24 UltraのAOD消費量はほぼ同水準で、条件次第ではどちらが有利とも言い切れない結果が報告されています。ただし、その内訳を見ると性格は対照的です。Galaxyは設定次第で徹底的に情報量を削り、消費を抑えられるのに対し、iPhoneは初期状態でも視覚的な満足度を保つ設計になっています。
| 比較項目 | iPhone 15 Pro | Galaxy S24/S25 Ultra |
|---|---|---|
| AODの基本表示 | 壁紙を暗く表示し情報を常時表示 | 黒背景に時計・通知中心 |
| 省電力調整 | OS側が自動で最適化 | ユーザーが細かく指定可能 |
| 思想の方向性 | 環境に溶け込む自動制御 | ユーザー主導のルール設定 |
Galaxyでは時間帯指定や通知時のみ点灯など、細かな条件設定が可能で、ガジェットに慣れたユーザーほど恩恵を感じやすい設計です。その反面、設定を詰めないと「思ったより電池が減る」と感じやすい側面もあります。実際、Redditなどの長期ユーザーレポートでは、アップデート直後にAODの消費が増えたという声が定期的に見られます。
対してiPhoneのAODは、Apple Watch連携や近接センサーを活用し、ユーザーが見ていない瞬間を検知すると自動で消灯する点が大きな特徴です。Appleの設計思想を分析した海外メディアによれば、この自動オフ挙動こそが、壁紙ありという不利を相殺する重要な要素だと評価されています。ライトユーザーにとっては、設定を触らなくても“勝手に賢く振る舞う”安心感があります。
総合すると、GalaxyのAODはカスタマイズを楽しむ道具であり、iPhoneのAODは生活に溶け込む背景的な存在です。触らずに使いたい人にはiPhone、自分で最適解を作りたい人にはGalaxyという立ち位置が、この比較から自然と浮かび上がってきます。
自動オフ機能を理解してバッテリー消費を最小限にする方法
常時表示ディスプレイはオンにすると必ず電力を使い続ける、と思われがちですが、iPhone 15 Proシリーズではそう単純ではありません。実はAppleは、ユーザーが見ていない状況を高精度で判断し、画面を自動的に完全消灯させる仕組みを組み込んでいます。この挙動を理解するだけで、設定を変えなくても体感的なバッテリー消費を大きく抑えられます。
この自動オフは、LTPOディスプレイやA17 Proチップの専用ディスプレイエンジン、近接センサーや加速度センサーなど、複数のハードウェア情報を組み合わせて制御されています。Appleの技術解説やMacRumorsの検証によれば、AODが点灯している時間そのものを減らすことが、最も効率のよい節電につながるとされています。
代表的なのが、iPhoneを伏せて置いたり、ポケットやバッグに入れたりしたときの挙動です。この状態では、AODが有効でも画面は即座に真っ黒になります。ディスプレイ起因の消費電力はゼロに近づくため、机の上に放置するよりも、裏返すだけで待機時の減り方が明確に変わります。
さらに効果が大きいのがApple Watchとの連携です。ペアリングされたApple Watchを装着したままiPhoneから離れると、ユーザーがその場にいないと判断され、AODは自動的にオフになります。PhoneBuffなどの実測テストでも、この連携がある場合、壁紙ありAODでも無駄な点灯時間が大幅に短縮されることが確認されています。
| 状況 | AODの挙動 | バッテリーへの影響 |
|---|---|---|
| 机の上に表向き | 低輝度で表示継続 | 時間に比例して消費 |
| 伏せて置く・収納 | 完全消灯 | 消費ほぼゼロ |
| Apple Watch装着で離席 | 完全消灯 | 無駄な消費を防止 |
また、睡眠集中モードが有効な時間帯や、ユーザーの生活リズムから就寝中と判断された時間帯も、自動的に画面がオフになります。これはiOS 18以降で特に賢くなった点で、夜間の待機電力を抑える重要な役割を果たしています。Apple Support Communityでも、夜間の減りが改善したという報告が多く見られます。
ライトユーザーの方におすすめなのは、AODをオフにするのではなく、置き方と身につけ方を少し意識することです。裏返して置く、使わないときはバッグに入れる、Apple Watchと併用する。これだけで、AODの利便性を保ったまま、バッテリー消費を最小限に近づけられます。
あなたはオンにすべき?ユーザータイプ別おすすめ設定
常時表示ディスプレイは便利そうに見える一方で、「結局オンにすべきかどうか」が一番悩ましいポイントです。結論から言うと、万人にとっての正解はなく、使い方次第で評価が真逆に変わる機能です。ここではガジェットのライトユーザーでも判断しやすいよう、利用シーンと価値観別に考えていきます。
まず知っておきたい前提として、iPhone 15 ProのAODは設定次第で消費電力に明確な差が出ます。AppleのLTPOディスプレイとA17 Proの専用ディスプレイエンジンにより効率は高いものの、画面が光っている以上、バッテリーを使う事実は変わりません。MacworldやPhoneBuffの検証でも、待機中の消費差は無視できないと示されています。
| ユーザータイプ | おすすめ設定 | 理由 |
|---|---|---|
| デザイン・体験重視 | AODオン(壁紙あり) | 見た目と所有満足度を最優先できる |
| 実用・省電力バランス型 | AODオン(壁紙なし) | 情報確認の速さと消費の最適解 |
| バッテリー最優先 | AODオフ | 待機消費を最小限に抑えられる |
たとえばデスクワーク中心で常に充電環境が整っている人なら、AODをフルに活かす価値があります。壁紙ありのAODは24時間で約20%前後のバッテリーを消費すると報告されていますが、MagSafe充電器が机にあるなら実害は小さく、時計を見るたびにロック解除する手間も省けます。「iPhoneを置き時計兼インテリアとして使いたい」人向けの設定です。
一方で最も多くの人に勧めやすいのが、壁紙を表示しないAODです。黒背景ではOLEDの特性上、発光していない画素はほぼ電力を消費しません。MacRumorsや技術系レビューによれば、この設定にするだけで1日あたり5〜8%程度の節電効果が期待できます。時間や通知は一瞬で確認でき、夜間の眩しさも抑えられるため、実用性と安心感のバランスが取れています。
逆に外出が多く、次に充電できるタイミングが読めない人や、バッテリー残量が減ること自体にストレスを感じる人にはAODオフが向いています。完全に消灯すれば、待機中の消費は通信やバックグラウンド処理のみになります。Appleサポートコミュニティの長期報告でも、オフ設定は安定して最小のドレインに収まる傾向が確認されています。
なおApple Watchを使っている場合、ユーザーが離れるとAODが自動で消灯します。Appleの設計思想でも、この連携は無駄な点灯を減らす前提とされています。AODをオンにする場合でも、こうした自動制御が働く環境かどうかで体感消費は大きく変わります。
常時表示ディスプレイは「便利だけれど無料ではない」機能です。だからこそ、自分の使い方に合った設定を選ぶことで、初めて満足度の高い機能になります。
参考文献
- MacRumors:Test Shows How Much Battery Drain Your Wallpaper Causes on the iPhone Always-On Display
- 9to5Mac:iPhone 15 Pro Max gets one hour extra battery life thanks to iOS 18 optimizations
- Mashable:iPhone 15 screen burn-in issue: Apple rolled out a fix
- Tom’s Guide:iOS 17’s StandBy Mode is amazing — but there’s a huge catch
- YouTube (PhoneBuff):Galaxy S24 vs iPhone 15 Battery Life DRAIN Test
- Apple Support Communities:iPhone 15 Pro Max battery draining without use
