サムスンの次世代ミッドレンジタブレット「Galaxy Tab S10 FE」シリーズの新情報が明らかになった。リークによると、標準モデルと「Plus」モデルの2種類が用意され、どちらも新デザインを採用し、Wi-Fiモデルに加え5G対応版も登場する見込みだ。

ハードウェア面では、両モデルにExynos 1580チップセットを搭載し、最大12GBのRAMと256GBストレージが選択可能。また、Sペン対応に加え、45W超の急速充電機能を備える。ディスプレイサイズは「Tab S10 FE」が10.9インチ、「Tab S10 FE Plus」が13.1インチとされており、明確な差別化が図られるようだ。

さらに、これらのモデルは米国FCCの認証をすでに取得しており、市場投入が近づいていると考えられる。発売時期の詳細は不明だが、今年後半には正式発表される可能性が高い。

5G対応とExynos 1580搭載で強化されるGalaxy Tab S10 FEシリーズ

Galaxy Tab S10 FEおよびGalaxy Tab S10 FE Plusは、5G対応とExynos 1580チップセットの採用により、前世代からの進化が期待されている。特に5Gモデルの存在は、タブレットの使い方を拡張する要素となる。これにより、外出先でも高速通信を活かしたストリーミングやクラウドゲーム、リモートワークが快適に行えるようになるだろう。

プロセッサにはサムスン製のExynos 1580が搭載されるとみられ、最大12GBのRAMを備えた構成も選択可能とされている。この組み合わせにより、複数のアプリを同時に開いた状態でもスムーズな動作が期待できる。さらに、256GBのストレージオプションが用意されており、大容量のデータを保存できる点もポイントだ。

5G通信と高性能チップの搭載によって、Galaxy Tab S10 FEシリーズは単なるミッドレンジタブレットの枠を超えた性能を備えることになりそうだ。特に、5Gを活かしたオンラインサービスの活用が容易になることで、従来のWi-Fi環境に依存しない使い方が可能になる点は注目に値する。

ディスプレイのサイズ差が生む使用感の違い

Galaxy Tab S10 FEは10.9インチ、Galaxy Tab S10 FE Plusは13.1インチのディスプレイを採用すると報じられている。このサイズ差は、単に画面の大きさだけでなく、使い勝手にも大きく影響を与える可能性がある。特にPlusモデルの13.1インチというサイズは、ノートPC並みの作業スペースを確保できる点が魅力となる。

10.9インチのGalaxy Tab S10 FEは、コンパクトさを重視するユーザーに適している。持ち運びのしやすさと手軽な操作性を重視した設計と考えられる。一方、13.1インチのGalaxy Tab S10 FE Plusは、大画面を活かしたコンテンツ消費やクリエイティブな作業向けに最適化されている可能性が高い。

サムスンのタブレットはSペンに対応しており、大画面のPlusモデルは特にペン入力を多用する用途に適しているだろう。イラスト制作やノート取り、PDFへの書き込みなど、紙の代替として活用する場面では、大きなディスプレイの恩恵を受けられるはずだ。

FCC認証取得が示唆する発売時期の可能性

Galaxy Tab S10 FEシリーズはすでにFCC(米国連邦通信委員会)の認証を取得している。この認証は、デバイスが米国市場での発売に向けた準備を進めていることを示唆するものであり、正式発表が近づいている可能性がある。

過去のサムスン製品の例を考えると、FCC認証を受けた後に数か月以内に市場投入されるケースが多い。したがって、Galaxy Tab S10 FEシリーズも2025年後半には正式発表される可能性が高いとみられる。ただし、認証を受けたからといって必ず発売が保証されるわけではなく、最終的な市場投入時期はサムスンの判断によるだろう。

また、Galaxy Tab S10 FEシリーズはWi-Fiモデルと5Gモデルの2種類が確認されているため、発売時期や地域によってモデルの展開が異なる可能性もある。5G対応版が一部の市場に限定されるケースも考えられるため、購入を検討する場合は地域ごとのラインナップに注意が必要だ。

Source:NotebookCheck