スペイン・バルセロナで開催中のMWC 2025において、サムスンは新型Galaxy Aシリーズを試用できる機会を提供したが、注目を集めたのは未だ謎の多いGalaxy S25 Edgeだった。しかし、このデバイスは来場者が直接触れることを許されず、細い糸で宙に浮いた状態で展示されていた。

極端に薄いデザインが特徴とされるが、正確な厚みは未公開。噂では6.4mmとも5.84mmとも言われるが、いずれが正しいかは不明だ。さらに、セラミック製とされる背面素材も確認されていない。なぜサムスンはこのスマホを「触らせない」のか? その意図をめぐり憶測が飛び交っている。

Galaxy S25 Edgeが「触れられない」理由とは? MWC 2025での異例の展示方法

MWC 2025において、Galaxy S25 Edgeは他のデバイスとは異なる扱いを受けた。Galaxy Aシリーズは実際に手に取って試用できたのに対し、Galaxy S25 Edgeは細い糸で宙に浮くように展示され、来場者が直接触れることを禁じられた。このような制約は異例であり、サムスンがこのデバイスをどう見せたいのか、さまざまな推測を呼んでいる。

この展示方法が採用された背景には、端末の極端な薄さが関係している可能性がある。Galaxy S25 Edgeは、従来のスマートフォンよりもさらに薄いデザインが特徴とされ、噂では6.4mmや5.84mmという数字が飛び交っている。手に取らせないことで、実際の厚みや重量感を隠したまま、視覚的なインパクトを強調する狙いがあるのかもしれない。

一方で、製品の耐久性が十分でないために触らせることを避けた可能性も考えられる。超薄型デザインは魅力的だが、その分、強度やバッテリー容量に影響が出ることもある。サムスンがまだ公開していない技術的な課題を抱えているのか、それとも単なるマーケティング戦略なのか、続報が待たれるところだ。

Galaxy S25 Edgeのデザインと素材は? セラミック製背面の真偽

Galaxy S25 Edgeは、背面にセラミック素材を採用していると一部で報じられている。しかし、MWC 2025の展示では実際にデバイスに触れることができず、セラミック製であるかどうかを確かめることはできなかった。サムスンがなぜこの素材を選んだのか、そして本当にセラミックを採用しているのかは、正式な発表を待つしかない。

セラミック素材は、ガラスやプラスチックと比べて傷がつきにくく、高級感のある質感が特徴だ。一方で、製造コストが高く、落下時の耐衝撃性には課題があるとされる。これまでにセラミック背面を採用したスマートフォンは数少なく、サムスンがGalaxy S25 Edgeで本格的に導入したとすれば、大きな注目を集めるだろう。

また、セラミックは金属よりも電波透過率が高く、5G通信の感度向上にも寄与すると考えられる。もしGalaxy S25 Edgeがセラミック製であれば、デザイン性だけでなく、通信性能にも工夫が施されている可能性がある。ただし、実際の使用感は未知数であり、発売後の検証が待たれる。

超薄型スマホの未来 Galaxy S25 Edgeはトレンドを変えるのか

Galaxy S25 Edgeの最大の特徴は、その極端な薄さにある。現在のスマートフォン市場では、カメラ性能やバッテリー持続時間を優先する傾向が強く、端末の厚みを減らすことは二の次とされてきた。しかし、サムスンがあえて超薄型デザインにこだわる理由は何なのか。

スマートフォンの薄型化は、かつてのトレンドだったが、近年は大型バッテリーの搭載やカメラセンサーの進化により、むしろ厚みが増す傾向にあった。Galaxy S25 Edgeがこの流れを変えるのか、それとも特定のユーザー向けのモデルとして位置付けられるのか、今後の展開が注目される。

ただし、超薄型スマホはバッテリー容量の制限や耐久性の問題を抱えることが多い。もしGalaxy S25 Edgeが一般的なモデルと同等の性能を維持できるならば、新たなスマートフォンのスタンダードとなる可能性もある。一方で、薄さを追求するあまり、バッテリー寿命や発熱問題が生じれば、実用性に疑問が残るだろう。サムスンの技術力が試される一台となりそうだ。

Source:SamMobile