Appleの次期「iPhone SE 4」が2025年3月に登場する可能性が高まっている。最新の情報によれば、この新モデルは「Appleインテリジェンス」機能を搭載するものの、最も手頃な価格のApple製品とはならない見通しだ。
これまで、iPhone SEシリーズは価格競争力を持つモデルとして位置付けられてきたが、BloombergのMark Gurmanによると、新たな最安モデルは次世代のエントリーレベルiPadになるという。
iPhone SE 4、2025年3月に登場予定
Appleは2025年3月に次世代iPhone SE 4を発表する見込みである。この新モデルは、2022年に発売されたiPhone SE 3の後継機となり、デザインや機能面での大幅な刷新が期待されている。iPhone 16シリーズのリリース後から、次世代SEモデルに関する噂が飛び交っており、特にAI機能を搭載するとの報道が注目を集めている。
Mark Gurmanの報告によれば、iPhone SE 4にはApple独自のインテリジェンス機能が追加される予定で、これによりユーザー体験が大幅に向上すると見られている。一方で、このモデルの価格設定には多くの議論があり、従来のSEシリーズの「手頃な価格」のイメージからはやや外れる可能性もある。
Appleの「インテリジェンス」対応製品ラインナップに変化
Appleは、AI機能を搭載した製品ラインナップの拡充を計画している。iPhone SE 4のほかにも、AI機能を取り入れたエントリーレベルのiPadが2025年後半に登場する見通しだ。これにより、AppleのAI対応製品がより広範囲にわたることになり、多様なユーザー層にアプローチする狙いがあると考えられる。
現在、エントリーレベルのiPadはA14チップを搭載しており、これはiPhone 12で初めて採用されたものである。しかし、今後のアップデートでは、より高性能なA16チップ、もしくはA17 Pro、A18チップが搭載される可能性が指摘されており、AI機能を活用するための処理能力向上が期待されている。
価格面での新たな位置付け—最安モデルの座を譲る?
iPhone SE 4はApple製品の中で最も安価なモデルであるという従来の位置付けから外れる可能性が高い。新たなインテリジェンス機能の追加に伴い、価格は450ドルを超えることが予想されており、これによりエントリーレベルのiPadが最も手頃な価格帯のインテリジェンス対応デバイスとなる見通しである。
iPadの現行モデルは349ドルで販売されており、今後も同程度の価格帯を維持しつつも、AI機能の追加により競争力を高める意向が示唆されている。このように、Appleは手頃な価格帯の製品にも高機能を持たせることで、競争力を維持しようとしているといえる。
次世代iPadにもAI機能が搭載される可能性
次世代iPadは、AI機能を搭載したエントリーレベルモデルとして2025年後半に発売される可能性が高まっている。現在の第10世代iPadは、少し時代遅れとなったA14チップを採用しているが、次期モデルではより高性能なチップに切り替えることで、AI処理能力の向上を図る方針とされる。
特に、A17 ProやA18チップの搭載が噂されており、これによりエントリーレベルのデバイスであっても高度なAI機能を活用できるようになる見通しである。AppleはAI機能の普及を進めることで、競合他社との差別化を図り、新たなユーザー層の獲得を目指していると考えられる。