Oppoの次期フラッグシップスマートフォン「Find X9シリーズ」に関するリーク情報が明らかになった。
このシリーズは4つのモデルで構成されるとされ、従来の「Find X Pro」「Ultra」モデルに加え、新たに「Find X9 Plus」が登場する可能性が浮上している。
ディスプレイサイズのバリエーションが増え、全モデルでフラットディスプレイが採用されるとみられる。
また、Samsung Galaxy S25 Ultraに影響を受けたデザインが採用されるとの指摘もあり、Oppoのフラッグシップ戦略に新たな変化が見られる。
Oppo Find X9シリーズのディスプレイ仕様と新たな方向性
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Oppo Find X9シリーズは、フラットディスプレイの採用がリークされており、これまでの曲面ディスプレイとは異なる方向性が示されている。近年、多くのフラッグシップスマートフォンが曲面ディスプレイを特徴としてきたが、Oppoがこの決定を下した背景には、ユーザーの利便性や耐久性の向上が考えられる。
曲面ディスプレイは、端が滑らかでデザイン性が高い反面、誤タップが発生しやすく、保護フィルムの選択肢が限られるという課題があった。一方で、フラットディスプレイはタッチ精度が高く、ゲームプレイやペン入力の際にも安定感がある。Find X9シリーズでこの変更が行われることで、より多くのユーザーが扱いやすいデバイスになる可能性がある。
さらに、リークではSamsung Galaxy S25 Ultraからの影響が指摘されており、Oppoが競争力を強化するために他社の設計思想を取り入れていることがうかがえる。Samsungがフラットディスプレイを採用する動きを見せている以上、Oppoもその流れに追随し、次世代フラッグシップのトレンドを形成する意図があるのかもしれない。
新たに加わる「Plus」モデルの位置付けとは
リーク情報では、Find X9シリーズに「Plus」モデルが加わることが明らかになった。これまでOppoはFind Xシリーズにおいて標準モデル、Proモデル、Ultraモデルを展開してきたが、今回初めて「Plus」の名称を採用する可能性が浮上している。
スマートフォン市場では、「Plus」モデルは一般的に標準モデルよりも大きなディスプレイを持ち、性能面でも強化が施されるケースが多い。例えば、SamsungのGalaxy Sシリーズでは、Plusモデルがスタンダードモデルとハイエンドモデルの間を埋める役割を果たしている。今回のFind X9 Plusも、Proと標準モデルの中間に位置するスペックを持つ可能性が高い。
これにより、Oppoのラインナップはより多様化し、ユーザーの選択肢が広がることになる。特に、Ultraモデルほどのハイスペックは不要だが、標準モデル以上の機能を求める層にとって、新たな選択肢として受け入れられるかもしれない。実際にどのようなスペックが与えられるのかは未発表だが、今後の情報に注目が集まる。
Find X9シリーズに期待されるカメラ性能の進化
OppoのFind Xシリーズは、カメラ性能の高さでも知られており、特に近年はHasselbladとの協業による高度なチューニングが施されている。Find X9シリーズでも、これまでのトレンドを引き継ぎ、さらなる進化が期待される。
これまでの情報では、Find X9シリーズの具体的なカメラ構成は明かされていないが、Find X8 Proがデュアルペリスコープ望遠レンズを採用していたことを考慮すると、新シリーズでも望遠性能が強化される可能性がある。さらに、Oppoは過去のモデルで超広角レンズやナイトモードの性能向上に注力してきたため、Find X9シリーズではこれらの機能がさらに洗練されることが予想される。
また、競合機種との比較を考えると、AIを活用した画像処理や、より高性能なセンサーの採用が注目ポイントとなる。特に、SamsungやGoogleの最新モデルがカメラのソフトウェア面で大きな進化を遂げている中で、Oppoもハードウェアとソフトウェアの両面で競争力を強化してくる可能性がある。Find X9シリーズの正式発表時には、カメラの進化がどこまで進んでいるのかに注目したい。
Source:NotebookCheck