iPhoneを用いた映像制作において、ストレージ不足はしばしば頭を悩ませる問題となる。特に高画質のProRes 4K動画を撮影する際には、内蔵ストレージがすぐに満杯になってしまうことも少なくない。だが、iPhone 15シリーズ以降ではUSB-Cポートを活用して外部SSDへの直接録画が可能となり、これによりストレージの制限を気にせず撮影ができるようになった。

そんな中で、LexarがリリースしたProfessional Go Portable SSDは、信頼性の高いスピードとコンパクトなデザインを兼ね備え、モバイル映像制作者にとって理想的な選択肢となっている。

iPhoneでの動画撮影におけるストレージ問題を解決する外部SSD

iPhoneは高画質な動画撮影が可能なデバイスであるが、ストレージ容量が常に悩みの種となる。特にProRes 4K動画を高フレームレートで撮影する場合、膨大なデータが発生し、内蔵ストレージだけでは到底足りないことが多い。microSDカードによる拡張ができないため、ストレージの限界が映像制作の妨げになることもある。

しかし、iPhone 15シリーズ以降ではUSB-Cポートが搭載され、外部SSDへの直接録画が可能となった。この新しい機能により、iPhoneの内部ストレージを圧迫せずに、数テラバイトにも及ぶ映像を撮影することができるようになったのだ。これにより、撮影中のストレージ不足に悩まされる心配がなくなり、クリエイティブな映像制作が可能になる。

Lexar Professional Goのスペックと性能の特徴

Lexar Professional Go Portable SSDは、iPhoneでの高品質な動画制作を支えるために設計された製品である。最大1,050MB/sの読み取り速度と1,000MB/sの書き込み速度を誇り、ProRes 4K 120 fpsの動画撮影にも十分な性能を持つ。USB 3.2 Gen 2規格に対応しているため、迅速なデータ転送が可能であり、撮影した映像を即座に編集することができる。

さらに、1TBおよび2TBの大容量モデルが用意されており、長時間の撮影にも対応可能だ。外部ストレージへの直接録画機能を活用することで、iPhoneの内部ストレージを使い切ることなく、多くの映像を保存することができる。映像クリエイターにとって、こうしたスペックは作品制作の効率を大幅に向上させるものとなる。

耐久性とポータブル性を兼ね備えたデザイン

Lexar Professional Go Portable SSDは、モバイル映像制作に適した設計が施されている。IP65の防塵・防水性能を持ち、1メートルからの落下にも耐える堅牢な作りであり、過酷な撮影環境でも安心して使用できる。また、13gという軽量かつコンパクトなボディは、iPhoneに装着してもバランスを崩さず、ジンバルなどの撮影機材との併用も容易である。

また、本体は取り外し可能なシリコンスリーブで保護されており、外部からの衝撃を和らげる設計となっている。さらに、アルミ製のケースがヒートシンクとして機能し、長時間の使用でも安定したパフォーマンスを発揮する。こうした特長が、プロフェッショナルな現場でも活躍する理由の一つである。

モバイル映像制作を支える周辺機器としての利便性

このSSDには、周辺機器を接続するための4つのUSB Type-Cポートが搭載されている。これにより、iPhoneのUSB-Cポートを塞ぐことなく、他のアクセサリや充電器を同時に使用することが可能である。さらに、様々なアダプターが付属しており、他のデバイスへの接続や多様な使用シーンに対応できる柔軟性も持ち合わせている。

モバイル映像制作の現場では、限られた接続ポートを有効に活用することが求められるが、Lexar Professional Goはそのニーズに応える設計となっている。特に、外付けマイクや照明機器との併用が必要なシーンでも、その利便性は大いに発揮されるだろう。映像制作の現場で求められる機能がこの一台に凝縮されている。