OnePlusは、最新の13シリーズ(OnePlus 13および13R)のアップデートポリシーを明確にし、4回のAndroidアップデートを保証すると発表した。これはAndroid 15を搭載した状態で出荷されるため、Android 16から19までの更新が確約されることになる。
この発表は、同社のUS広報担当者が「プリインストールされたOSをアップデートの一部にカウントする」と誤解を招く発言をしたことを受けたものだ。OnePlusはこれを正式に否定し、初期OSはカウントされないと明言。これにより、ユーザーは最大限のソフトウェアサポートを受けられることが確定した。
また、OnePlusは13シリーズに対して6年間のセキュリティアップデートを提供することも発表。これは従来の12シリーズより1年長く、競合のSamsungやGoogleには及ばないものの、コストバランスを考慮した最適なサポート期間としている。これにより、OnePlus 13シリーズのユーザーは2031年までのセキュリティ更新を期待できる。
OnePlus 13シリーズのアップデートポリシーに関する混乱と修正

OnePlusは、OnePlus 13および13Rのアップデートポリシーを正式に発表し、4回のAndroidアップデートと6年間のセキュリティサポートを提供することを明確にした。しかし、この発表に至るまでには一部の誤解が生じていた。
OnePlus USの広報担当者が「プリインストールされたAndroid 15がアップデートの1回分に含まれる」と発言したことが原因で、ユーザーの間で混乱が広がった。この情報はすぐに訂正され、出荷時のOSはカウントされず、Android 16から19までのアップデートが保証されることが改めて明言された。
こうした誤解は、スマートフォン業界では決して珍しいことではない。特に、OSアップデートに関する表現の違いや解釈のずれが問題を引き起こすことがある。今回のOnePlusの対応は、公式声明を通じて混乱を払拭する形となったが、ユーザーにとってはメーカーの言葉を慎重に見極めることの重要性を再認識させる出来事となった。
競合と比較したOnePlusのアップデート方針の意義
OnePlusは、13シリーズに対して4回のOSアップデートと6年間のセキュリティサポートを提供すると発表した。この方針は、同社の従来モデルと比較すると1年間延長された形となるが、SamsungやGoogleが提供する最大7年間のサポートには及ばない。それでもOnePlusは、価格と性能のバランスを重視し、端末のライフサイクルを考慮した上での最適なアップデート期間を設定している。
市場全体を見ると、スマートフォンの長期サポートが年々重要視されている。特に、GoogleがPixelシリーズで7年間のOSとセキュリティアップデートを約束したことで、業界全体がこのトレンドに追随する形となっている。
OnePlusの6年間のセキュリティサポートは競争力のある内容ではあるものの、7年保証を提供するメーカーと比較すると見劣りする部分もある。ただし、OnePlusは最新のOSに最適化された機能を提供し続けることを重視しており、長期間のアップデートが必ずしもユーザー体験の向上につながるとは限らないという考えを持っているようだ。
OnePlus 13シリーズのユーザーが得られるメリット
OnePlus 13シリーズのユーザーにとって、今回のアップデートポリシーの明確化は安心材料となる。Android 19までのアップデートが確約されているため、長期間にわたり最新機能を享受できる。また、6年間のセキュリティサポートによって、端末の安全性を長く維持できる点も大きな利点だ。
特に、スマートフォンの利用期間が伸びている近年において、メーカーのサポート期間の長さは購入判断の重要な要素となっている。一方で、SamsungやGoogleのように7年間のサポートを提供するメーカーもあるため、比較した際にやや短いと感じるユーザーもいるかもしれない。
しかし、OnePlusは最新のハードウェアとソフトウェアの最適化を重視し、古い端末に対する過度な延命ではなく、実用的なアップデートを重視していると考えられる。今回の発表により、OnePlus 13シリーズのユーザーは2024年から2031年までのサポートを受けることが確定し、安心して端末を利用できる環境が整えられた。
Source:ExtremeTech