Appleが発表した新型MacBook Air M4が注目を集めている。M4チップ搭載により、M1モデルと比較してPhotoshopの処理速度が最大2倍、Intel Core Ultra 7 200シリーズと比べても高負荷時に2倍のパフォーマンス向上を実現。最大18時間のバッテリー駆動も魅力だ。

しかし、最も話題を呼んでいるのは新色「スカイブルー」。半反射性のアルミニウムボディが光の加減で表情を変え、これまでのMacBookにはなかった独特の美しさを持つ。指紋が目立ちやすい「ミッドナイト」に代わり、見た目の洗練さと実用性のバランスを兼ね備えたカラーとして人気を集めそうだ。

価格は16GB RAMと256GBストレージ構成で999ドルから。高性能とデザイン性を両立した新型MacBook Air M4が、多くのユーザーの選択肢となるのは間違いない。

M4チップの実力と進化 体感できるパフォーマンス向上

M4チップを搭載した新型MacBook Airは、Appleシリコンの進化を体現するモデルとなる。M1チップと比較して、Adobe Photoshopの処理速度が最大2倍向上。高負荷な作業においても、Intel Core Ultra 7 200シリーズを上回るパフォーマンスを発揮する。これは、より効率的なチップ設計と電力管理の最適化によるもので、ユーザーが日常的に使うアプリケーションの快適さが大幅に向上することを意味する。

さらに、Appleが掲げる「バッテリー駆動時間と性能の両立」という命題においても、新型MacBook Air M4は成功している。最大18時間のバッテリー持続時間を維持しながら、処理速度の向上を実現している点は、他のノートPCと比較して大きなアドバンテージとなる。特に、外出先での作業や長時間の使用を想定するユーザーにとって、充電の頻度を気にせず快適に作業できる点は魅力的だ。

従来のMacBook Airシリーズは、軽量さと手軽さが特徴だったが、M4モデルはそれに加えてパフォーマンスも飛躍的に向上した。プロユースにも耐えうる処理能力を持ちながら、MacBook Proほどの重量や価格の負担を強いられない。コストパフォーマンスの高さと機動性のバランスが取れたこのモデルは、幅広い層にとって理想的な選択肢となるだろう。

スカイブルーの魅力 Apple史上最も美しいMacBook

新型MacBook Air M4で最も注目されるのが、Appleが新たに採用した「スカイブルー」カラーだ。スペースグレイに代わる新色として登場し、従来の「ミッドナイト」のように指紋が目立つ欠点を持たない点も特徴の一つ。アルミニウムのユニボディに施された半反射性の仕上げが、光の加減によって異なる表情を見せ、明るい場所では鮮やかなブルー、暗い場所ではシルバー寄りの落ち着いた印象へと変化する。

この色の美しさは、実際に手に取ってみることでより実感できるだろう。MacBook Airは元々シンプルなデザインが特徴だったが、スカイブルーの登場によって、より個性的かつ洗練された雰囲気を持つようになった。過去のMacBookシリーズでは、ゴールドやローズゴールドといった華やかなカラーが採用されたこともあったが、今回のスカイブルーはそれらとは異なり、落ち着きと華やかさを兼ね備えた色味となっている。

Appleのカラーバリエーションは、製品の売れ行きにも大きな影響を与えてきた。特にiPhoneでは、新色が登場するたびに人気が集中する傾向がある。MacBook Airにおいても、スカイブルーがどの程度の支持を集めるかは気になるポイントだが、少なくとも従来のMacBookシリーズにはなかった新たな魅力を提供していることは間違いない。

価格と性能のバランス MacBook Air M4は「ちょうどいい」選択肢

MacBook Air M4の価格は、16GB RAMと256GBストレージ構成で999ドル（約15万円）から。AppleのノートPCとしては比較的手頃な価格設定となっている。性能面では、M1チップ搭載モデルと比べて大幅な進化を遂げており、それでいてMacBook Proほどの高額な価格帯には踏み込んでいない。

特に、ノートPC選びで重要となる「処理性能・バッテリー持続時間・デザイン・価格」のバランスにおいて、MacBook Air M4は非常に優れた選択肢といえる。Webブラウジングや動画視聴はもちろん、画像編集や軽めの動画編集といった作業も快適にこなせるため、幅広い用途に適している。

これまでMacBook Airは、エントリーモデルとしての位置付けが強かったが、M4チップの搭載によってその枠を超えつつある。高性能なMacBook Proほどのスペックは不要だが、日常的な作業を快適にこなせるパワーが欲しいユーザーにとって、最もバランスの取れた選択肢として存在感を放つモデルになりそうだ。

Source：Tom’s Guide