OnePlusが新たに投入を予定している「OnePlus 13T」の詳細がリークされた。本機はSnapdragon 8 Eliteを搭載し、コンパクトながらもフラッグシップ級の性能を誇るモデルとなる見込みだ。
デザイン面では、iPhone 16シリーズにインスパイアされたとされ、デュアルカメラ構成が採用される可能性が高い。これにより、これまでのOnePlus端末とは異なるスタイルを持つことになりそうだ。また、OPPOのマーケティング動画に登場した未発表デバイスとの関連性も示唆されている。
OnePlus 13TのデザインはiPhone 16に近い?リーク情報から見える特徴

OnePlus 13Tのデザインは、これまでのOnePlus端末とは一線を画す可能性が高い。リーク情報によると、このモデルはiPhone 16シリーズのデザインから影響を受けているとされ、特にリアカメラの配置やフラットなボディ形状が類似するとの見方がある。これまでOnePlusは独自のデザインアイデンティティを持っていたが、近年の市場動向を考慮し、より広範なユーザーに訴求する方向へシフトしている可能性がある。
また、OnePlus 13Tのカメラ構成はデュアルカメラになるとされ、従来のProモデルとは異なるシンプルな設計が採用されるとみられる。この点において、OPPOのマーケティング動画に登場した未発表スマートフォンとの類似性も指摘されており、OnePlus 13TがOPPOとの共同開発によるデザイン変更を取り入れる可能性も考えられる。
ユーザーにとって、iPhoneライクなデザインは親しみやすいものの、OnePlusならではの個性がどの程度残るかが焦点となる。シンプルなデザインは万人受けしやすいが、ブランドの独自性を求める層からは賛否が分かれるかもしれない。特にOnePlusのコアユーザー層にとって、デザインの変化がどのように受け入れられるのかが注目されるポイントとなる。
Snapdragon 8 Elite搭載で小型ながらも高性能 OnePlus 13Tのパフォーマンスに期待
OnePlus 13Tの最大の特徴は、コンパクトなボディにSnapdragon 8 Eliteを搭載する点にある。これにより、小型ながらもハイエンドモデルに匹敵する処理能力を備える可能性が高い。Snapdragon 8 EliteはQualcommの最新チップセットであり、AI処理の向上やバッテリー効率の最適化など、多くの進化が見込まれる。特に、OnePlusの最適化技術と組み合わせることで、ゲームやマルチタスク性能において優れたパフォーマンスを発揮することが期待される。
一方で、小型端末にハイエンドチップを搭載することによる発熱問題が懸念される。過去のOnePlus Tシリーズでは、冷却性能が十分でないと指摘された例もあり、OnePlus 13Tがどのようなサーマル管理を採用するのかが注目される。また、バッテリー容量がどの程度確保されるのかも重要なポイントとなる。コンパクトモデルでは物理的なスペースが限られるため、大容量バッテリーの搭載が難しく、消費電力の最適化が鍵を握ることになりそうだ。
このクラスのスマートフォンは、ハイエンド性能を求めるが大型端末を避けたいユーザーにとって魅力的な選択肢となる。しかし、同じ時期に登場する可能性があるRedmi Turbo 4 Proが競合機種となりうるため、OnePlus 13Tの価格設定やソフトウェア最適化がどれほど優れているかが、最終的な評価を左右する要因となるだろう。
発売は2025年第2四半期 OnePlus 13Tの市場投入タイミングと競争環境
リークによれば、OnePlus 13Tの発売時期は2025年第2四半期(Q2)とされている。この時期に発売されることで、OnePlus 13のリリースから一定期間が経過した後の市場投入となり、アップグレードを検討するユーザーにとって魅力的なタイミングとなる。一方で、競争が激化する時期でもあり、他メーカーの新製品とどのように差別化を図るかが課題となる。
特に、同じ時期にRedmiが「Redmi Turbo 4 Pro」をリリースするとされており、こちらもSnapdragon 8s Eliteを搭載する見込みだ。Redmi Turbo 4 Proは標準的なサイズとなるが、価格設定によってはOnePlus 13Tと直接競合する可能性がある。また、AppleがiPhone 16シリーズを2024年に発表することで、デザインの類似性が話題となることも予想され、OnePlus 13Tが単なるiPhoneクローンと見なされないかが注目される。
また、OnePlus 13Tはグローバル市場向けにどのような展開が行われるのかも重要なポイントとなる。過去のTシリーズは特定の市場に限定されることがあったため、今回のモデルがどの国で販売されるのかが焦点となる。もし欧米市場での展開が行われれば、価格やキャリアサポートの面で競争力を持つことが期待される。一方で、中国市場ではOPPOやVivoといった他ブランドとの競争が激化しており、OnePlusがどのような戦略を打ち出すかがカギとなる。
2025年のスマートフォン市場は、コンパクトハイエンドモデルが増加する兆しを見せており、OnePlus 13Tはその流れの中でどのようなポジションを確立するのかが注目される。リーク情報が正確であれば、6月末までには正式発表される可能性が高く、今後の追加情報にも期待したい。
Source:NotebookCheck