Valveは、2025年に開催予定のSteamのセールとイベントのスケジュールを発表した。毎年恒例の春・夏・冬セールはもちろん、ビジュアルノベルやホラーゲーム、シミュレーションゲームなど特定ジャンルに焦点を当てたイベントも充実している。
特に注目すべきは、例年11月下旬に行われていたSteam秋セールが、9月下旬に前倒しされる点だ。この変更により、年末商戦前に大規模な割引が提供される形となる。ユーザーは今後のセール日程を確認し、お得なゲーム購入のタイミングを計画するとよいだろう。
Steamの2025年イベントは多様化 新作やジャンル特化の祭典が充実
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Valveが発表した2025年のSteamイベントは、従来の大規模セールに加え、多彩なジャンル特化フェスティバルが展開される。リアルタイムストラテジーやシティビルダー、三人称シューティング(TPS)といった特定ジャンルを対象とするイベントが年間を通じて開催され、各カテゴリーのファンにとって魅力的な機会となるだろう。
また、Steam Nextフェスが2月、6月、10月の3回実施されることも注目すべき点だ。このイベントでは、新作インディーゲームの体験版が無料で提供され、開発者とプレイヤーが直接フィードバックをやり取りできる。特にインディーゲーム市場の拡大が続く中、Nextフェスの重要性はさらに増していくと考えられる。
一方で、ホラーゲームに特化した「Steam Scream 4」や、特定のテーマに焦点を当てた「ゾンビvsヴァンパイアフェス」「政治シミュレーションフェス」など、ユニークなイベントも盛り込まれている。これらのフェスは、ジャンルに特化したゲームを求めるプレイヤーにとって、未知の作品と出会う絶好のチャンスになるだろう。
秋セールの日程変更がもたらす影響 年末商戦との関係
今回のスケジュール発表で最も注目される変更点の一つが、Steam秋セールの日程移動だ。従来は11月下旬に開催されていたが、2025年は9月29日から10月6日へと大幅に前倒しされた。この決定の背景には、年末商戦との調整がある可能性が高い。
例年、Steam秋セールは11月下旬に行われ、ブラックフライデーやホリデーシーズンの開始と重なっていた。しかし、今回の変更により、秋セールと年末のSteam冬セールとの間に十分な間隔が生まれ、ユーザーにとって計画的に購入を検討しやすくなるだろう。また、9月の早い時期に割引を実施することで、新作ゲームの発売シーズンともうまく調整される形となる。
ただし、9月に開催されることにより、これまでの秋セールのタイミングを前提にしていたユーザーにとっては、購入計画を見直す必要がある。特に年末の大規模セールを狙っていた層にとって、秋セールのタイミング変更がどのように影響するかは注目されるところだ。
Steamセールの計画的活用 お得にゲームを購入するコツ
今回発表された2025年のセールスケジュールを活用すれば、より効率的にゲームを購入することが可能になる。春・夏・冬の3大セールに加え、特定ジャンルに焦点を当てたフェスティバルを利用すれば、狙っているゲームを割引価格で手に入れられるチャンスが増える。
特に、Steam Nextフェスを活用すれば、新作インディーゲームの体験版を事前に試すことができ、購入の判断材料を増やせる。また、特定ジャンルのフェスでは、その分野のゲームが集中してセール対象となるため、自分の興味のあるジャンルのイベントをチェックしておくと良いだろう。
さらに、秋セールが前倒しされたことを考慮し、年末に向けての予算配分を考えながら購入を検討することも重要だ。特に、ホラーゲームやシミュレーション系のタイトルが多く取り上げられるイベントが増えているため、ジャンルごとのセールを狙って賢く買い物を楽しむのが良いだろう。
Source:Neowin