Asusが最新のゲーミングスマートフォン「ROG Phone 9」および「ROG Phone 9 Pro」をリリースする可能性が高まっている。新しいリーク情報によれば、このシリーズには業界をリードする24GBのRAMと、最先端のSnapdragon 8 Elite SoCが搭載されるとされ、AI性能が飛躍的に向上することが期待されている。

特に、AI向けベンチマークではその能力の高さが示され、印象的な結果が報告されている。また、OSには次世代のAndroid 15が採用されており、2024年11月下旬には「真のAIゲーミングスマートフォン」として市場に登場する見込みである。

しかし、ROG Phone 9シリーズにおける「9」と「9 Pro」の具体的な違いについては詳細が明らかになっておらず、特に新たなAniMeディスプレイの有無が注目されている。

最新のROG Phone 9シリーズが目指す「真のAIゲーミングスマートフォン」とは

Asusは、新しいROG Phone 9および9 Proで「真のAIゲーミング」を実現することを目標にしている。従来のROG Phoneシリーズは、高性能ゲーミングスマートフォンとして確立された評価を得てきたが、今回のリーク情報によると、この9シリーズは24GBのRAMとSnapdragon 8 Elite SoCを搭載することで、さらなるAI性能の向上を図っているという。

この高性能のハードウェア構成により、AIの計算速度が強化され、ゲーム体験やグラフィック処理が従来モデルを上回るものになる可能性がある。Notebookcheckが報じたように、ROG Phone 9シリーズが実行するAndroid 15は、AI技術との親和性が高く、ユーザーのニーズに応じたリアルタイムの応答が可能になると期待されている。

AIによるゲーム内の敵の動きの予測、動作速度の自動調整、さらには通信環境に応じたラグの自動低減など、AI機能は多岐にわたる。これは単なるスペック競争にとどまらず、スマートフォンがプレイヤーとゲームとのインタラクションをどのように進化させるかという重要な一歩である。

他を圧倒する24GBのRAMとSnapdragon 8 Eliteがもたらすパフォーマンスの飛躍

ROG Phone 9シリーズに搭載される24GBのRAMは、これまでのスマートフォンの常識を覆す規模であり、Snapdragon 8 Eliteとの組み合わせによって圧倒的なパフォーマンスが実現されると予想されている。このメモリ容量は、複数のアプリをバックグラウンドで起動しても速度低下を感じさせず、重厚な3Dゲームやビデオ編集も難なくこなす能力を提供する。

また、この高性能メモリがAI機能と相互作用することで、よりスムーズで遅延の少ないゲームプレイが可能になる。24GBのRAMを搭載するスマートフォンは、少数のハイエンドモデルを除いてほとんど存在せず、この点でROG Phone 9シリーズは市場の最前線を走っているといえる。

Notebookcheckの報道によると、Snapdragon 8 EliteはAI専用の計算ユニットを内蔵し、処理速度や画像解析能力をさらに向上させている。これにより、リアルタイムでの画像処理や音声認識、さらにはAIベースのカメラ機能の改善が期待されている。Asusがこの組み合わせで、スマートフォン市場においてどのような新たな基準を確立するか注目される。

新モデルのAniMeディスプレイの有無が示す、ROG Phone 9と9 Proの違い

ROG Phone 9シリーズでは、特に9 ProにのみAniMeディスプレイが搭載される可能性が高いとされている。このディスプレイは、リアパネルにカスタマイズ可能な表示を行う機能で、ユーザーが好きなアニメーションや通知をリアルタイムで表示できることから、前世代のROG Phone 8 Proで好評を博した機能の一つである。

もしROG Phone 9にはこれが省かれるならば、9と9 Proの位置付けの違いが明確になることだろう。このAniMeディスプレイの有無は、ユーザーのゲーミング体験に直接影響するものではないが、カスタマイズ性や「所有感」を満たす要素として人気が高い。

また、このディスプレイを搭載することにより、パフォーマンスに余裕のある24GB RAMとSnapdragon 8 Elite SoCが組み合わさることで、より個性的で楽しめるデバイスとしての価値が高まると考えられる。ROG Phone 9シリーズが、この差別化によって幅広い層に支持を集めるかが注目される。