Appleが次回のiPhoneイベントで、新製品の発表と同時に10以上の既存製品を廃止する可能性が高いことが報じられている。
このリストには、iPhone 15 ProやAirPods 2、Apple Watch Series 9などが含まれており、
これらの製品は早ければ来月にも公式ストアから姿を消す見込みである。

iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの廃止が確実視

Appleは、新型iPhone 16の発表に伴い、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの廃止が濃厚とされている。過去の例から見ても、Appleは最新のProモデルを発売した翌年には旧型Proモデルをラインナップから外す傾向が強い。iPhone 15 Proシリーズは、チタンフレームやBlue Titaniumカラーなど、革新的な特徴を持っていたが、これらは新しいモデルによって上書きされる運命にある。

さらに、iPhone 16シリーズは、ディスプレイサイズが従来よりも大きくなると噂されており、これによりiPhone 15 Proの6.1インチおよび6.7インチディスプレイは旧世代のものとして扱われる可能性が高い。このような進化が予定されている中で、iPhone 15 Proシリーズがラインナップに残る余地は限られている。

Appleが新たな製品を投入する際、従来モデルの価格が引き下げられ、より低価格帯の選択肢として残ることもあるが、iPhone 15 Proについては、技術的にも市場的にもその可能性は低い。ユーザーは、新しいiPhone 16シリーズの発表を待つべきであり、iPhone 15 Proを購入するタイミングは、今が最後かもしれない。

iPhone 14 PlusやiPhone 13も消滅の可能性

iPhone 14 Plusは、Appleがエントリーレベルの大型iPhoneとして投入したモデルであるが、これも間もなく市場から姿を消す可能性がある。iPhone 14 Plusは、Pro Maxモデルと同じ6.7インチディスプレイを備え、バッテリー寿命も長いが、価格帯を抑えるためにいくつかの機能が削減されていた。このモデルは、iPhone 12 miniおよびiPhone 13 miniの失敗を受けて導入されたが、売れ行きは予想を下回っているとされる。

また、iPhone 13も、iPhone 14の登場以降、Appleのラインナップに残っていたが、そろそろその役割を終える時期が近づいている。iPhone 13は、バッテリー寿命の向上やカメラシステムの刷新、小型ノッチなどの進化を遂げたが、すでに発売から3年が経過し、最新モデルと比べると性能の差が顕著である。このため、iPhone 13もまた、iPhone 14の価格引き下げに伴い、公式ストアから姿を消すと予想されている。

Appleは、エントリーモデルとしての役割をiPhone 14に託し、iPhone 13およびiPhone 14 Plusを廃止することで、製品ラインの整理を進める意向と見られる。

Apple Watch Series 9とAirPods 2などもリスト入り

Appleのウェアラブルデバイスも、次期モデルの登場に伴い、大幅な刷新が予想される。特にApple Watch Series 9、Ultra 2、SE 2の三モデルが廃止される可能性が高い。Series 9は、前モデルよりも薄型化された筐体やより効率的なディスプレイを特徴としていたが、次期モデルではさらに大型化されたディスプレイや新しいチップセットが搭載されると噂されている。

また、AirPods 2とAirPods 3もラインナップから姿を消すことが見込まれている。AirPods 2は、2019年に登場して以来、エントリーレベルのワイヤレスイヤホンとして人気を集めていたが、次世代モデルが登場することで、その役割を終える可能性がある。AirPods 3は、スペーシャルオーディオや優れた音質などの機能を備えていたが、こちらも新モデルの導入により、廃止される見込みである。

これらのデバイスの廃止は、新しいモデルの機能向上やラインナップの整理を目的としていると考えられ、Appleがいかに次世代製品に注力しているかを示すものである。

iPad mini 6とiPad 10の刷新で旧モデルが廃止へ

Appleのタブレットラインも、大幅なリニューアルが予定されている。特に、iPad mini 6とiPad 10が廃止される見通しである。iPad mini 6は、コンパクトなサイズと高性能なスペックで人気を博していたが、新モデルの登場により、その役割を終える可能性が高い。新しいiPad miniは、ストレージ容量の増加やApple Pencil Proへの対応が期待されている。

一方、iPad 10は、2022年に登場したAppleのエントリーモデルであり、価格帯を抑えたタブレットとして一定の人気を誇っていたが、こちらも新型のiPad 11が登場することで、廃止される見込みである。新モデルは、さらに洗練されたデザインと強化された機能を備えており、特にAppleの教育市場向けに注力された製品となる可能性が高い。

これにより、Appleはエントリーレベルからハイエンドまで、全ての価格帯で最新技術を提供する製品ラインを構築し、旧モデルを整理することで市場のニーズに対応していくと見られる。