サムスンは、2025年4月1日をもってAndroid 7搭載デバイス向けのSamsung Membersアプリのサポートを終了すると発表した。これにより、同OSを使用するユーザーはアプリを継続利用するためにAndroid 8以上へのアップデートが求められる。
しかし、すべてのデバイスが最新OSに対応できるわけではなく、一部の古いGalaxy端末ではアップデートが不可能なケースも考えられる。その場合、Membersアプリの利用継続は困難となる可能性が高い。
一方、サムスンは現在「One UI 7」の開発も進めており、最新ベータ版「Beta 5」のリリースが行われた。正式版は2025年第1四半期内の提供が予定されているが、さらなる遅延の可能性も指摘されている。
Android 7のSamsung Membersアプリサポート終了 影響を受けるユーザーとは

サムスンは2025年4月1日をもって、Android 7搭載デバイス向けのSamsung Membersアプリのサポートを終了すると発表した。この決定により、同OSを使用しているユーザーはアプリを利用し続けるためにAndroid 8以上へアップデートする必要がある。
しかし、問題はすべてのデバイスが最新OSに対応できるわけではないことだ。特に、古いGalaxyシリーズの一部では公式アップデートが提供されず、Android 7のまま使用を続けるしかないケースも考えられる。そうしたデバイスでは、2025年4月以降、Samsung Membersアプリの利用が困難になる可能性が高い。
Membersアプリは、サムスンの公式サポートや製品情報、ユーザー向けの各種サービスが利用できるプラットフォームであり、多くのGalaxyユーザーにとって重要な存在だ。サポート終了によって影響を受けるのは、一部の旧型端末を使い続けているユーザーとなるが、これを機に最新デバイスへの移行を考える必要があるかもしれない。
アップデートができない場合の選択肢 古いGalaxy端末はどうなるのか
Android 7搭載のGalaxy端末を使い続けるユーザーにとって、Samsung Membersアプリのサポート終了は大きな問題となる。特に、ソフトウェアアップデートが提供されない機種では、OSのバージョンを上げることができず、事実上アプリが利用不可能になる。
サムスンは、設定メニューの「ソフトウェアアップデート」から最新バージョンの確認を推奨しているが、対応外の端末ではアップデートの選択肢がそもそも表示されない可能性がある。その場合、別の方法で対応するしかない。例えば、サムスンの公式サイトやカスタマーサポートを利用して、代替サービスが提供されているかを確認することが考えられる。
また、Samsung Membersアプリに依存しない使い方を検討するのも一つの手だ。公式のサポート情報はWebサイト経由で確認できるため、アプリを使わずともある程度の情報収集は可能だ。しかし、特定の機能が使えなくなることで不便を感じるユーザーもいるだろう。そうした場合は、古いデバイスを手放し、新しいGalaxy端末に移行する選択肢も視野に入れる必要があるかもしれない。
One UI 7の開発は順調なのか アップデートの遅れが示す課題
Samsung Membersアプリのサポート終了と並行して、サムスンは最新OS「One UI 7」の開発も進めている。しかし、同OSのリリースは当初の予定よりも遅れており、現在はBeta 5が公開された段階だ。これは、ディスプレイの色調整機能に不具合が見つかったことが要因の一つとされている。
One UI 7は、Galaxyデバイスの操作性や機能性を向上させる重要なアップデートであり、特にUIのカスタマイズ性が強化されると期待されている。しかし、開発の遅れにより正式リリース時期は不透明な状況が続いている。2025年第1四半期中の配信が予定されているが、さらなるテストが必要になる可能性も否定できない。
OSのアップデートが遅れると、ユーザーにとってはセキュリティリスクの増加や、新機能の利用が制限されるといったデメリットが生じる。また、古いデバイスが新OSの対象外となることで、最新機能を享受できないユーザーが増える可能性もある。サムスンが今後どのように対応するかによって、Galaxyユーザーの満足度は大きく左右されるだろう。
Source:Android Central