AppleのCEO、ティム・クックがX(旧Twitter)で投稿した「空気中に何かがある」というメッセージが、新型MacBook Air M4の発表を示唆している可能性が高まっている。Appleは昨年3月にM3 MacBook Airを発表しており、次期モデルが登場するタイミングとしては妥当だ。

ブルームバーグのマーク・ガーマン氏のレポートでも、MacBook Airの新モデルが今週中に発表される可能性があると報じられている。また、AppleがiPad Airの在庫を減らしつつある点も指摘されており、M2搭載iPad Airの後継モデルが登場する兆しとも考えられる。

M4搭載MacBook Airの登場は目前 Appleの発表サイクルから見た発売時期

Appleは2024年3月にM3 MacBook Airを発表しており、過去のリリースパターンを考えれば、M4チップ搭載の新モデルが登場する可能性は高い。ティム・クックの発言やブルームバーグのマーク・ガーマン氏の報道を踏まえると、新型MacBook Airの発表は今週中にも行われるかもしれない。

Appleは通常、MacBook Airの新モデルを春に発表することが多い。M2 MacBook Airは2022年6月に登場したが、その後のM3モデルは2023年3月に発表されている。この流れを考慮すると、M4 MacBook Airが2025年3月に発表されるのは妥当なタイミングといえる。

また、Appleは新製品発表の際にX(旧Twitter)でティーザーを出すことが増えている。過去の例では、iPhone 16eの発表時にも同様の手法が取られ、1週間以内に正式なアナウンスが行われた。今回もクックの投稿が3月3日だったことを考えると、数日以内に発表がある可能性は十分にある。

MacBook Air M4の進化点 外部ディスプレイの強化が鍵か

次期MacBook Airのデザインは、M2世代から続くフラットで角張ったスタイルを維持すると予想されている。ただし、内部の進化としてM4チップの搭載が確実視されており、パフォーマンスの向上が期待される。特にグラフィック性能に関しては、MacBook Proとの差別化が行われる見込みで、Airモデルはやや抑えられた仕様になる可能性が高い。

さらに注目されているのが、外部ディスプレイの接続能力の向上だ。現行のM3 MacBook AirはThunderbolt 4ポートを搭載しており、外部ディスプレイの同時接続は1台までとなっている。しかし、M4モデルではThunderbolt 5にアップグレードされる可能性があり、これにより2台の外部ディスプレイをサポートするかもしれない。

MacBook Airはその薄型軽量なデザインから、モバイル用途に特化したモデルとしての位置づけが強い。しかし、外部ディスプレイの拡張性が強化されれば、デスクワークでの利便性も向上し、より幅広い用途で活用できるモデルへと進化する可能性がある。

iPad Airの刷新も間近 M2搭載モデルの在庫整理が示す兆候

MacBook Airとともに、iPad Airシリーズの新モデル登場も近いのではないかと予測されている。ブルームバーグのガーマン氏は、AppleがiPad Airの在庫を減らしていることを指摘しており、これはM2チップ搭載の現行モデルが終売に向かっている兆候だと考えられる。

Appleは2023年に11インチと13インチのM2 iPad Airを発表したが、すでに約1年が経過している。通常、iPad Airは1年から1年半のサイクルで新モデルが登場する傾向があるため、2025年前半のタイミングで新型が発表されても不思議ではない。

ただし、「iPhone 17 Air」といった新カテゴリの製品がすぐに登場する可能性は低い。Appleのスマートフォンラインナップにおいて「Air」の名称を採用する可能性は今のところ示唆されておらず、今後のロードマップとしても、まずはMacBook AirとiPad Airの更新が優先されると考えられる。

Source:Gizmodo