Googleの次期廉価スマートフォン「Pixel 9a」のカラーバリエーションが、新たなリークによってほぼ確定した可能性がある。
これまでPixelシリーズは本体カラーと統一感のある壁紙を提供してきたが、今回リークされた壁紙から「オブシディアン(ブラック)」「ポーセリン(ホワイト)」「アイリス(パープル)」「ラズベリー(ピンク)」の4色が本体カラーとして採用されると推測されている。
さらに、Pixel 9aのスペックについても詳細な情報が浮上。Tensor G4チップの搭載、5,100mAhのバッテリー、そしてカメラデザインの変更など、これまでのAシリーズと比べても大きな進化が期待される。価格は499ドル(約7万円)になるとみられ、発売日は3月18日が有力視されている。公式発表が間近に迫る中、今後の動向に注目が集まる。
Pixel 9aの本体カラーは4色展開か 壁紙リークが示す新たな可能性

Pixel 9aのカラーバリエーションに関する情報が、Android Authorityのリークによって浮上した。Googleは従来、端末カラーに合わせた壁紙を提供する傾向があり、今回確認された8種類の壁紙から、4つの本体カラーが判明したとされる。
具体的には、「オブシディアン(ブラック)」「ポーセリン(ホワイト)」「アイリス(パープル)」「ラズベリー(ピンク)」の4色が採用される可能性が高い。この4色は、Pixelシリーズの過去モデルと比較するとバランスの取れたラインナップだ。
ブラックとホワイトは定番の選択肢であり、パープルやピンクといった明るい色味も追加されることで、より幅広いユーザー層に訴求できるデザインとなるだろう。特に「ラズベリー」はこれまでのPixelシリーズにはないカラーで、新しい層を取り込む狙いがあるのかもしれない。
ただし、現時点では公式のレンダリング画像は登場しておらず、実際の本体デザインがどのような質感になるのかは不明だ。Googleがこれまで採用してきたマット仕上げのガラスボディを維持するのか、それともPixel 9シリーズと同様の新たな素材感を取り入れるのか、正式発表が待たれる。
カメラバーが消える?Pixel 9aのデザイン変更が示す進化
Pixel 9aのデザイン面では、Pixel 6シリーズ以降採用されてきた「カメラバー」が廃止される可能性が指摘されている。これに代わり、新たに楕円形のカメラモジュールが導入されるとされており、よりコンパクトで洗練されたデザインに変わる可能性が高い。
カメラバーはPixelのアイデンティティともいえるデザイン要素だったが、デバイスの持ちやすさやポケットへの収まりを考慮し、新たな形状へと移行するのかもしれない。搭載されるカメラは、48MPのメインカメラと13MPの超広角カメラの2眼構成になると予想されている。
Pixel 8aの64MPからメインカメラの画素数が減少する可能性があるが、これは単なるダウングレードではなく、より明るいF値のレンズを採用し、低照度環境での撮影性能を向上させる狙いがあるとも考えられる。Googleの画像処理技術と組み合わせることで、実際の撮影品質が向上するかどうかが注目される。
また、デザイン変更によって、本体サイズや重量の変化も気になるポイントだ。カメラバーがなくなることで、これまでよりもスリムな筐体となる可能性があり、これがどのようにユーザーの使い勝手に影響を与えるのかが今後の焦点となる。デザインの刷新が使い勝手の向上につながるかどうか、正式な発表での詳細情報が待たれる。
Pixel 9aの発売日は3月18日か Aシリーズの流れを継ぐ価格設定
Pixel 9aの発売日は「数週間以内」とされており、具体的には3月18日が有力視されている。これは例年のAシリーズの発売時期と比較しても早いタイミングであり、Googleがこのモデルを前倒しで投入する意図があるのかもしれない。
価格については、Pixel 8aと同様に499ドル(約7万円)になるとみられている。競争の激しいミドルレンジ市場において、この価格設定は妥当なものといえる。特に、Tensor G4チップを搭載することで、フラッグシップに近い処理性能を確保しながら、手の届きやすい価格帯を維持するのは魅力的だ。
また、バッテリー容量も5,100mAhへと微増するとみられ、電池持ちの向上も期待される。PixelシリーズはAIを活用した省電力技術が強みであり、最適化が進めば長時間駆動が可能となるだろう。発売日が迫る中、Googleがどのような正式発表を行うのか、今後の動向に注目が集まる。
Source:Tom’s Guide