サムスンが次期「Galaxy Tab S10 FE Plus」において、画面サイズを13.1インチに拡大する計画を進めているとの情報が浮上した。従来の「Galaxy Tab S9 FE Plus」が搭載していた12.4インチから大きくなり、より広い作業スペースを提供する可能性がある。

また、同シリーズには標準モデルの「Galaxy Tab S10 FE」も存在し、こちらは10.9インチのディスプレイを採用する見込みだ。両モデルともExynos 1580チップを搭載し、最大12GBのRAMと256GBのストレージを備えるほか、Wi-Fi版と5G対応版が用意される。

もしこのサイズ拡大が実現すれば、「Galaxy Tab S10 FE Plus」はサムスンのラインナップで「Galaxy Tab S10+」と「Galaxy Tab S10 Ultra」の中間に位置し、Appleの「iPad Air 13」もわずかに上回ることになる。ミッドレンジモデルとして価格と性能のバランスを重視する同シリーズにおいて、より大画面化したPlusモデルの登場がどのような影響をもたらすか、今後の正式発表に注目が集まる。

13.1インチへの進化 Galaxy Tab S10 FE Plusの特徴とは

「Galaxy Tab S10 FE Plus」は、前モデル「Galaxy Tab S9 FE Plus」の12.4インチディスプレイからさらに拡大し、13.1インチとなる見込みだ。このサイズアップにより、タブレットとしての使い勝手が向上し、特に映像視聴やクリエイティブ作業、電子書籍の閲覧などにおいて快適な環境が提供される可能性がある。

また、「Galaxy Tab S10 FE」シリーズには、標準モデルとなる「Galaxy Tab S10 FE」も存在し、こちらは10.9インチディスプレイを搭載するとされている。両モデルとも、サムスンの「Exynos 1580」チップを採用し、最大12GBのRAMと256GBのストレージを搭載する見込みだ。さらに、Wi-Fiモデルと5Gモデルの2種類が用意され、通信環境に応じた選択が可能となる。

13.1インチというサイズは、サムスンの「Galaxy Tab S10+」(12.4インチ)と「Galaxy Tab S10 Ultra」(14.6インチ)の中間に位置し、Appleの「iPad Air 13」(12.9インチ)を若干上回る。このため、競合製品との差別化が図られるとともに、タブレット市場における選択肢がさらに広がることが期待される。

Galaxy Tab FEシリーズの位置付けと市場への影響

Galaxy Tab FEシリーズは、サムスンのタブレットラインナップにおいて、パフォーマンスとコストのバランスを重視したミッドレンジモデルとして位置付けられている。上位モデルである「Galaxy Tab S10+」や「Galaxy Tab S10 Ultra」に比べると価格が抑えられる一方で、ディスプレイサイズや処理能力の向上により、より幅広いユーザー層に対応できる仕様となる可能性が高い。

特に、今回の「Galaxy Tab S10 FE Plus」の13.1インチディスプレイ搭載が実現すれば、大画面タブレットを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となる。動画視聴やゲーム、電子書籍の閲覧はもちろん、マルチウィンドウ機能を活用した作業効率の向上にも貢献するだろう。また、タブレット市場において「ミッドレンジ=小型」という固定概念を覆し、画面サイズと価格の両立を図る新たな方向性を示す可能性もある。

サムスンはこれまでもFEシリーズで、コストを抑えながらプレミアムモデルの要素を取り入れる戦略を展開してきた。今回の「Galaxy Tab S10 FE Plus」もその延長線上にあり、より高いスペックを求めるユーザーと、価格を抑えたいユーザーの双方にアピールできるモデルとなるだろう。正式発表はまだ先だが、その市場インパクトには注目が集まりそうだ。

Source:ExtremeTech