Appleの新モデルiPhone 16eが、iPhone 16 Proを超えるバッテリー容量を持つことがテストで明らかになった。YouTuberのDave2Dによる検証の結果、この手頃な価格のデバイスがAppleの上位モデルよりも長時間駆動する可能性があることが示唆されている。

Tom’s Guideの独自テストでもiPhone 16eのバッテリー寿命は良好な結果を示し、標準のiPhone 16よりも優れていることが判明。1回の充電で1日持続する性能を持つとされる。さらに、30Wアダプターを用いた充電テストでは、30分で57%まで充電可能であることも確認された。

iPhone 16eのバッテリー容量はiPhone 16 Proを超える その実力とは

Appleは公式にバッテリー容量を公表していないが、YouTuberのDave2Dによる検証でiPhone 16eがiPhone 16 Proよりも大きなバッテリーを搭載していることが判明した。Tom’s Guideのテストでも、iPhone 16eのバッテリー性能は標準のiPhone 16を上回る結果を示している。

Tom’s Guideによるバッテリー駆動時間のテストでは、iPhone 16eが1回の充電で1日持ちこたえることができると報告されている。Appleのラインナップの中で手頃なモデルでありながら、Proシリーズよりも優れたバッテリー寿命を持つ可能性がある点は注目に値する。

さらに、30Wの充電アダプターを使用した場合、0%から57%までの充電にかかる時間は30分とされ、これはiPhone 16と同じ充電速度となる。バッテリーの持続時間と充電速度のバランスが取れており、実用性の高さがうかがえる。

バッテリー容量の差が意味するもの iPhone 16eの位置づけ

iPhone 16eがiPhone 16 Proよりも大容量のバッテリーを搭載しているという事実は、Appleの製品戦略において異例ともいえる。この手頃なモデルがProモデルを超えるバッテリー持続時間を誇ることで、ユーザーの選択肢に影響を与える可能性がある。

一般的に、AppleのProモデルはハイエンド仕様を重視し、より多くの機能を詰め込むためにバッテリーサイズが制約される傾向にある。一方、iPhone 16eはコストパフォーマンスを意識した設計がされており、バッテリーの持続時間を重視するユーザーには魅力的な選択肢となる。

また、バッテリー持ちが優れていることにより、長時間の使用を求めるユーザーにとって利便性が向上する。特に、ゲームや動画視聴を長時間楽しみたい人にとっては、Proモデルよりも現実的な選択肢になるかもしれない。

充電速度とバッテリー持続時間のバランス 実用性はどうか

バッテリー容量が増えると、一般的には充電時間が長くなることが懸念されるが、iPhone 16eは30W充電に対応しており、0%から57%までの充電時間は30分と、iPhone 16と同等の結果が確認されている。

この結果から、iPhone 16eはバッテリー持続時間だけでなく、充電時間においてもユーザーの利便性を損なわない設計になっていると考えられる。特に、短時間で充電を済ませたい場面では、この充電速度が実用性の高さを発揮するだろう。

ただし、iPhone 16 Proのように高速ワイヤレス充電に特化した機能があるわけではないため、充電の利便性をどこに求めるかが重要になる。持続時間を優先するならiPhone 16e、ワイヤレス充電やMagSafeの利便性を重視するならProモデルといった使い分けが求められるだろう。

Source:NotebookCheck