SamsungのAndroid 15ベースのOne UI 7アップデートが、当初の予定よりも遅れる可能性が浮上した。Redditに投稿されたリリースロードマップによると、Galaxy S24シリーズを含む最新機種への適用開始は4月18日、2023年のフラッグシップモデルであるGalaxy S23シリーズへの展開は4月25日になるとされている。
また、Galaxy S22シリーズを含む一部のデバイスでは5月中旬まで適用が遅れる可能性があり、最終的なアップデート完了は5月23日と見られている。ただし、公式の発表はまだなく、国やデバイスによって適用時期が異なる可能性がある。
Samsung One UI 7の正式配信は4月以降 主要モデルの適用時期とは
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SamsungのAndroid 15ベースのOne UI 7の正式配信は、当初予定よりも遅れ、4月18日から段階的に開始される見込みだ。最新のGalaxy S24シリーズを筆頭に、2023年のフラッグシップモデルであるGalaxy S23シリーズは4月25日、それ以前のS22シリーズなどは5月中旬までずれ込むとされている。最終的なアップデート適用完了は5月23日になる可能性が高い。
この情報は、Redditに投稿されたとされるリリースロードマップをもとにしている。投稿者によると、Samsungがルーマニアで開催したワークショップのプレゼン資料に含まれていたスライドが情報源となっており、9to5Googleがその内容を報じた。
ただし、現時点ではSamsungの公式発表はなく、Galaxy Tabシリーズなどのタブレット製品が対象に含まれていない点も気になるところだ。また、今回のロードマップは一部地域に基づく可能性があるため、国ごとに適用時期が異なることも考えられる。
例年より遅れ気味のOne UI 7 その理由と影響
Samsungは例年、新しいOne UIの正式版を第1四半期中にリリースしてきた。過去のスケジュールを振り返ると、One UI 5(Android 13ベース)は2022年11月、One UI 6(Android 14ベース)は2023年10月に配信が開始されていた。しかし、今回のOne UI 7は3月中の配信が実現しない可能性が高まり、例年よりも遅れた展開となりそうだ。
その理由の一つとして、Android 15の開発スケジュールの影響が考えられる。Googleの開発プレビュー版は2月に公開されているものの、正式リリースは例年通り秋ごろになる見込みだ。これに伴い、Samsungが調整に時間を要している可能性がある。また、ベータテストの期間が長引いていることも影響しているかもしれない。
アップデートの遅れは、ユーザーにとって利便性の低下を招く要因になり得る。新機能の提供が遅れるだけでなく、セキュリティ面でも最新OSの適用が遅れることでリスクが増す可能性がある。そのため、今後Samsungがどのような形で正式なスケジュールを発表するのかが注目される。
4月以降の適用スケジュールは妥当か Samsungの今後の対応に期待
SamsungのOne UI 7アップデートが4月以降にずれ込むことは、技術的な観点からは妥当な判断と言える。Android 15をベースとしたカスタムUIの調整には一定の時間が必要であり、ベータ版で得られたフィードバックを反映させるためには、リリース前の最終調整期間を確保する必要があるからだ。
ただし、現時点では多くのGalaxyユーザーが公式発表を待っている状態だ。特に、過去のアップデートで比較的早期に適用されていたGalaxy Tabシリーズが今回のロードマップに含まれていない点は、不安要素の一つとなる。タブレット向けの最適化が遅れているのか、それとも別途発表されるのか、今後の発表に注目が集まる。
また、今回の遅れが単なるスケジュール調整なのか、それとも技術的な問題が影響しているのかは不明だ。Samsungは今後、公式にOne UI 7の配信計画を発表すると考えられるが、その際にどのような理由が示されるのかも注目すべき点だ。ユーザーとしては、できるだけ正確な情報を入手し、適用時期に備える必要があるだろう。
Source:Trusted Reviews