Lego版ゲームボーイの詳細が判明 421ピース構成で2024年10月発売へ

Nintendoが発表したLego版ゲームボーイの詳細が明らかになった。Lego NESなどに続く公式コラボセットで、発売は2024年10月を予定。価格は正式発表されていないが、リーク情報によればアメリカで約59.99ドル、イギリスでは約54.99ポンドになるとされる。

セットは約421ピースで構成され、ゲームボーイのシンプルなデザインに最適化されていると考えられる。また、一部の情報では「ブロック状のスーパーマリオランド画面」や「取り外し可能なカートリッジ機能」が搭載される可能性が指摘されているが、現時点では公式の確認はない。

このLegoセットはNintendoのノスタルジー戦略の一環であり、京都のNintendoミュージアム開設や関連グッズと共に、懐かしさを刺激する商品として期待されている。Nintendoは次世代機「Switch 2」の発表も控えており、その詳細は2025年4月2日のNintendo Directで公開予定となっている。

Legoゲームボーイのデザインと仕様 421ピースのこだわりとは
NintendoとLegoの戦略過去の成功例との比較
Switch 2との関係今後のNintendoの展開

Legoゲームボーイのデザインと仕様 421ピースのこだわりとは

Lego版ゲームボーイは、約421ピースで構成されるとされている。これは、過去に発売されたLego NESやLegoスーパーマリオシリーズと比べると比較的少なめのピース数だが、ゲームボーイのコンパクトでシンプルなフォルムを再現するには適した構成と言える。現時点で公式のデザイン画像は公開されていないが、リーク情報によれば「ブロック状のスーパーマリオランドの画面」や「取り外し可能なカートリッジ機能」が含まれる可能性があるという。

Lego NESではカートリッジの挿入機能やテレビ画面の回転機構など、細部までこだわったギミックが搭載されていた。もしLegoゲームボーイでも、実際のゲームボーイのようにカートリッジの抜き差しが可能になれば、コレクションアイテムとしての価値がより高まるだろう。また、ピース数が少ないことを考えると、ボタンや画面のディテールはステッカーで再現される可能性がある。

また、携帯ゲーム機という特性を生かし、従来のLegoセットとは異なる遊び方が提案されるかもしれない。例えば、持ち運びしやすいサイズ感を活かして、他のLegoフィギュアと組み合わせることでより広がりのあるディスプレイが楽しめる可能性もある。NintendoとLegoのコラボは、単なる模型に留まらず、ユニークな遊び心が加えられることが多いため、どのようなギミックが採用されるのか注目が集まる。

NintendoとLegoの戦略過去の成功例との比較

NintendoとLegoのコラボレーションは過去にも成功を収めてきた。特にLego NESは、クラシックなファミコン本体を忠実に再現しつつ、回転式の8-bitスクリーンを搭載したことで大きな話題となった。また、Legoスーパーマリオシリーズは、専用の電子フィギュアと連携するインタラクティブなセットとして展開され、従来のLegoとは異なる遊び方を提案した。

今回のLegoゲームボーイは、これらの成功例の流れを受け継ぐ形で登場することになる。Lego NESは約2,646ピース、Legoスーパーマリオの「NESエディション」は約2,064ピースと比較的ボリュームがあったが、Legoゲームボーイは421ピースと大幅にコンパクトになっている。これは、ゲームボーイのシンプルなデザインを再現するための選択であり、また価格を抑えて幅広い層に向けた商品にする意図もあるのかもしれない。

また、過去のNintendo関連Legoセットは発売と同時に売り切れが続出し、特にレトロゲームファンからの人気が高かった。今回のLegoゲームボーイも、1989年の初代ゲームボーイを懐かしむ層に向けたアイテムとして注目を集めそうだ。特にNintendoは近年、懐かしさを刺激する商品展開を積極的に進めており、Nintendoミュージアムやゲームボーイ型の目覚まし時計など、レトロゲーマーの心をくすぐるアイテムを次々と発表している。Legoゲームボーイも、そうした流れの中で登場する重要なアイテムの一つとなるだろう。

Switch 2との関係今後のNintendoの展開

Legoゲームボーイの発表と前後して、Nintendoは次世代コンソール「Switch 2」のリリースを2025年に予定している。新型は従来よりも大型のディスプレイや、新デザインのキックスタンド、マグネット式のJoy-Conを採用するとの情報があり、物理・デジタル版のSwitchゲームとも互換性を維持するとされている。

Nintendoは次世代機の発表を控えつつも、レトロゲーム関連の商品展開を続けており、その一環としてLegoゲームボーイが登場する点は興味深い。Switch 2の登場によって、クラシックゲームの価値が薄れるのではなく、むしろ新旧のファンを巻き込む形でより強固なブランド戦略を進めているように見える。例えば、Nintendo Switch Onlineでは過去のゲームボーイやファミコンタイトルを配信しており、レトロゲームの人気を継続的に支えている。

また、NintendoがLegoと組んで商品展開を続けることで、単なるゲーム機メーカーとしてではなく、幅広いエンターテインメントブランドとしての地位を確立しようとしているとも考えられる。Legoゲームボーイの発売は、Switch 2の発表前のプロモーション的な側面もあるのかもしれない。Nintendoは2025年4月2日にNintendo Directを開催予定であり、Switch 2の詳細と共に、Legoゲームボーイのさらなる情報が公開される可能性もある。

Source：MSPoweruser