Samsungの次期スマートフォン「Galaxy S25 Edge」が、YouTuberのAlexis Garza氏によってハンズオン動画で公開された。このデバイスは、Unpackedイベントで披露されたスリムなデザインを持ち、厚さはわずか5.84mmとされる。リークによると、Samsungはこの薄型化を実現するためにリアの望遠カメラを廃止し、バッテリー容量を4,000mAhに抑えたとみられる。

Garza氏は動画内で、S25 Edgeが12GBのRAMと256GBのストレージを搭載し、Bluetooth 5.4に対応することを確認。また、モデル番号SM-S937Uが示す通り、これは北米向けモデルである可能性が高い。さらに、カメラ構成に関する驚きの事実も発覚し、過去のリークではメイン200MPとされていたが、動画に登場したデバイスはデュアル12MPカメラであることが判明した。

この動画によって多くの情報が明らかになったものの、正式発表は2025年第2四半期と予想されており、今後さらなる確定情報が出てくることが期待される。

Samsungが追求する超薄型デザイン ー S25 Edgeの5.84mmが示す進化

Samsungの新モデル「Galaxy S25 Edge」は、厚さわずか5.84mmとされ、これまでのスマートフォンデザインとは一線を画す薄型化を実現している。特に、フラッグシップモデルとしての完成度を維持しながら、これほどのスリムな筐体を採用するのは異例である。SamsungはUnpackedイベントで本体デザインを披露したが、実際の操作は制限されていた。それでも、動画リークによってその詳細が明らかになったことで、このデバイスがどのような方向性を持つのかが見えてきた。

ここで注目すべきは、Samsungがこの薄型化を達成するために採用した設計変更だ。例えば、リアカメラの望遠レンズを排除し、標準カメラと超広角カメラのデュアル構成へとシンプル化を図った。また、バッテリー容量も4,000mAhに抑えられており、持ち時間にどのような影響が出るのかが気になるポイントだ。一般的に、薄型デバイスは発熱管理が課題となるが、Samsungはこの点をどのように克服したのかも注目に値する。

スマートフォン業界では、長らく「軽量化」と「大容量バッテリー」の両立が求められてきた。Samsungの新たなアプローチは、デザインと機能のバランスを模索する流れの一環といえる。超薄型ボディの魅力は大きいが、ユーザーにとって実際の使用感がどうなるのか、さらなる実機レビューが待たれる。

カメラ性能に変化 ー 200MPセンサーの見送りとデュアル12MPの狙い

Samsungのフラッグシップモデルといえば、高解像度カメラの搭載が特徴の一つだった。しかし、S25 Edgeに関してはこれまでの方針とは異なるアプローチが取られたようだ。リークされたハンズオン動画によると、メインカメラの200MPセンサーが見送られ、デュアル12MPカメラが採用されている可能性が高い。これは、これまでのGalaxy Sシリーズの流れを考えると意外な変更点といえる。

高画素化は一見すると進化のように思えるが、必ずしも撮影体験の向上を意味するわけではない。特に、センサーピクセル数が増えることでノイズ処理の負担が増し、薄暗い環境では画質の劣化が問題になることもある。12MPという仕様が事実であれば、Samsungは単なる数値のインパクトではなく、実際の撮影性能やソフトウェア処理の最適化に重点を置いた可能性がある。

また、望遠カメラの廃止によってズーム性能がどう変化するのかも気になるポイントだ。Galaxy Sシリーズはこれまで光学ズームに強みを持っていたが、S25 Edgeではソフトウェア処理によるデジタルズームが主体となるかもしれない。この仕様変更がユーザーの撮影体験にどのような影響を与えるのか、実機レビューでの検証が待たれる。

S25 Edgeのスペックと機能 ー 新たなハードウェアの実力とは

リーク動画では、Galaxy S25 Edgeのハードウェア仕様が一部明らかになった。モデル番号SM-S937Uは、北米向けのモデルであることを示しており、搭載メモリは12GB RAM、ストレージは256GBと確認されている。これまでのSシリーズと同様に、より大容量のストレージオプションが存在する可能性もあるが、現時点では情報が限られている。

また、S25 EdgeはBluetooth 5.4をサポートしており、ワイヤレス接続性能の向上が期待される。通信規格に関しては、Samsungのフラッグシップモデルであるため5G対応は当然の仕様と考えられる。問題は、バッテリーが4,000mAhと抑えられている点で、省電力性能がどれほど最適化されているのかが鍵となる。

デバイスの薄型化と同時に、発熱管理が重要な要素になる。Galaxy Sシリーズは過去に発熱問題を抱えたこともあり、S25 Edgeがどのような冷却システムを採用しているのかは気になるところだ。Samsungは近年、ベイパーチャンバー冷却の改良を進めており、本モデルでも同様の対策が施されている可能性がある。

全体的に見ると、S25 Edgeはデザインの刷新だけでなく、スペック面でも独自の方向性を打ち出している。しかし、これらの仕様が実際の使用感にどのような影響を及ぼすのかは、今後の詳細なレビューを待つ必要がある。

Source:Android Police