GoogleがGSMAのIMEIデータベースにPixel 10シリーズのモデル番号を登録したことが明らかになった。この登録は、Pixel 10が規制当局の認証プロセスに入っていることを示し、発売が近づいていることを示唆している。

今回確認されたモデルには、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10 Pro Foldの4種類が含まれ、それぞれ異なるモデル番号が割り振られている。これらの情報は、Google自身が提出したデータに基づくため、信頼性が高いと考えられる。

また、Pixel 10aの登録は確認されておらず、これは同モデルの登場がまだ先であることを意味する可能性がある。Pixel 10シリーズの正式な発表時期は未定だが、例年のスケジュールを考慮すると、今後数か月以内にさらなる詳細が明らかになるだろう。

GSMAデータベース登録が示すPixel 10シリーズの方向性

GoogleがGSMAのIMEIデータベースにPixel 10シリーズのモデル番号を登録したことで、新しいモデルが登場する準備が着々と進んでいることが明らかになった。Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10 Pro Foldの4種類が確認されており、これまでのPixelシリーズと比較してバリエーションが増えている点が注目される。

特に「Pixel 10 Pro XL」と「Pixel 10 Pro Fold」の存在は、従来のPixelシリーズとは異なる展開を示唆している。XLモデルの復活は、大型ディスプレイを求めるユーザー層に対応する可能性があり、折りたたみモデルの追加は、Googleが折りたたみ市場へ本格的に参入する意志を持っていることを示すものかもしれない。

また、GSMAデータベースに登録されたことで、これらのデバイスが規制当局の承認を待っている段階にあると考えられる。Googleが例年8月頃に新型Pixelを発表することを考えると、Pixel 10シリーズも同様のスケジュールを踏む可能性が高い。今後のリーク情報や公式発表により、これらのモデルの具体的な仕様が明らかになっていくだろう。

Pixel 10 Pro Foldが示すGoogleの折りたたみ戦略

今回のGSMAデータベースの情報から、Pixel 10シリーズには「Pixel 10 Pro Fold」というモデルが含まれていることが確認された。これは、Googleが折りたたみスマートフォン市場へ引き続き注力していることを意味する。

Pixel Foldシリーズは、初代Pixel Foldの登場以来、折りたたみスマートフォン市場での存在感を強めようとしているが、SamsungやHonorといった他メーカーの競争が激しい分野でもある。GoogleがPixel 10 Pro Foldという新たなモデルを準備しているということは、初代Pixel Foldで得られたフィードバックをもとに、改良を加えたデバイスを投入する可能性が高い。

折りたたみスマートフォンは、ヒンジの耐久性や折り目の目立ちやすさ、アプリ最適化の問題など、従来のスマートフォンとは異なる課題を抱えている。Googleはソフトウェアとハードウェアの両面で最適化を進めていると考えられるが、現時点では具体的なスペックやデザインについての詳細は不明だ。今後の発表やリークによって、Pixel 10 Pro Foldがどのような進化を遂げるのか注目したい。

Pixel 10aの未登録が示す今後の展開

GSMAデータベースにPixel 10シリーズの情報が登録された一方で、Pixel 10aのモデル番号は確認されていない。このことは、Googleの戦略に関するいくつかの示唆を与えている。

一般的に、Googleの「a」シリーズはフラッグシップモデルの発売後しばらくして登場するため、Pixel 10aの開発がまだ初期段階にある可能性がある。現在、GoogleはPixel 9aすら正式発表していない状況であり、Pixel 10aの登場は2025年以降になると考えられる。

また、昨今のスマートフォン市場ではミッドレンジモデルの立ち位置が変化しており、Googleがaシリーズをどのように展開するのかも不透明になっている。特に、Pixel 9aの市場での評価次第では、Pixel 10aの開発方針が変わる可能性もある。今後の動向を見守る必要があるだろう。

Source:Android Central