Valveの携帯型LinuxゲームPC「Steam Deck」が17,000本のゲームで「プレイ可能」または「確認済み」と評価された。この達成は、過去の進展を踏まえたもので、Steam上でのゲーム数は確認済み5,678本、プレイ可能11,323本、サポート外4,432本にのぼる。
注目のゲームとしては「Cyber Knights: Flashpoint」や「Horizon Zero Dawn Remastered」などが含まれ、Proton Experimentalのアップデートにより互換性も向上した。Steam以外のプラットフォームにも対応したゲームがあり、さらに多くのタイトルがプレイ可能となる可能性がある。
Steam Deckの成長とその影響
Valveの「Steam Deck」が17,000本のゲームに対応するという成果は、単なる数値以上の意味を持つ。これまで、Steam Deckは徐々にその互換性を広げてきたが、今回の達成により、その携帯性とパフォーマンスがますます注目を集めるだろう。Steam Deckがプレイ可能または確認済みと評価されたゲーム数は、年初からの急成長を示している。
Valveは、この進展を支えるために定期的にProtonやその他の互換性向上技術をアップデートしてきた。その結果、ユーザーがどんなタイトルを楽しめるのか、選択肢は飛躍的に増加した。特に、最新ゲームや高性能を求められるタイトルが多く含まれており、これまで一部のゲーム機では動作が難しかったソフトでも、Steam Deck上で快適に動作することが確認された。
さらに、Proton Experimentalのアップデートにより、過去に動作しづらかったゲームも改善が見込まれている。これにより、Steam Deckは単なるゲーミングデバイスにとどまらず、LinuxベースのPCとしての新たな可能性を示す存在になっている。
Steam Deck Verifiedの重要性
「Steam Deck Verified」のステータスは、ユーザーにとって非常に重要な指標となる。Valveが推進するこのシステムは、特定のゲームがSteam Deck上で最適に動作するかどうかを判断するものだ。これにより、プレイヤーは自分が購入を検討しているタイトルが、どれだけスムーズに動作するかを事前に知ることができる。
現在、Steam Deck Verifiedのゲームは5,678本に達しており、これらのタイトルは高い互換性を誇る。これまでの進展と比較しても、これほど多くのゲームが公式に認定されたことは、Steam Deckの魅力を一層高める材料となる。Verifiedのステータスを得たゲームは、ユーザーにとって安心感を提供し、より多くの人々が自信を持ってデバイスを選ぶきっかけとなるだろう。
この認証システムは、ゲームの動作に関しての透明性を高めるだけでなく、開発者に対しても重要な影響を与える。Verified認定を受けることにより、開発者は自社のゲームが幅広いユーザーに対応していることを証明でき、その結果として売上増加が期待できる。
他のプラットフォームとの互換性拡大
Steam Deckの強みの一つは、Steam以外のプラットフォームでもゲームをプレイできる点である。公式発表によると、GOGやEpic Gamesなどのゲームストアから購入したゲームも、Steam Deckで動作することが多い。ただし、これらのタイトルは追加の設定を必要とする場合があるため、ユーザーはその点を理解した上で利用することが求められる。
この互換性の広がりは、Steam Deckの選択肢をさらに拡大する重要な要素となる。特に、Epic GamesやGOGのようなストアには、Steamでは提供されていない独占的なタイトルが多いため、これらのゲームをプレイしたいユーザーにとって大きなメリットとなる。しかし、この互換性を完全に活かすためには、ある程度の技術的な知識が必要となるため、初心者には少しハードルが高いかもしれない。
それでも、Valveが提供するProtonや、ユーザーが作成した追加設定などによって、これらのプラットフォームとの連携は徐々に円滑になりつつある。この進展により、Steam DeckはただのSteam専用端末にとどまらず、ゲーム愛好者にとっての多機能な選択肢として位置づけられるようになった。