TECNOが新しいエントリータブレット「Megapad 10」を発表した。このモデルは、MediaTek Helio G80プロセッサと4GBのRAMを搭載し、128GBまたは256GBの内部ストレージが選べるほか、最大512GBまでの拡張も可能である。
ディスプレイは10.1インチのHD+解像度で、450ニットの明るさを持つが、リフレッシュレートやHDRには対応していない。しかし、アイコンフォートモードやダークモード、ステレオスピーカーが備わり、長時間視聴にも配慮した設計だ。バッテリー容量は7,000mAhで、約8時間のビデオ再生が可能とされる。
さらに、4G通信機能や薄型のボディ(厚さ7.35mm、重量447g)を備えており、ポータビリティにも優れている。発売時期や価格はまだ発表されておらず、続報が期待される。
大画面と実用性を両立するTECNO Megapad 10のディスプレイ設計
TECNO Megapad 10の10.1インチHD+ディスプレイは、1280 x 800ピクセルの解像度と450ニットの明るさで、視認性の高い画面を実現している。IPS技術により、さまざまな角度からでも色の変化が少なく、広い視野角を維持できることも魅力だ。
リフレッシュレートやHDRには対応していないが、ダークモードやアイコンフォートモードなど、長時間の使用にも配慮された機能が備わっている。これにより、電子書籍の読書やビデオ視聴などのエンターテインメント用途でも、目に優しい体験が可能となっている。
また、ステレオスピーカーの搭載も特徴であり、音響面でも高いパフォーマンスを提供する。特に、テレワークやオンライン学習のニーズが高まる中、このサイズのタブレットで視覚・聴覚両面の快適性が確保されていることは利便性に寄与すると考えられる。
TECNOはあくまで低価格市場向けのモデルとして設計しているが、これらの仕様により、十分なエンターテインメント体験と実用性を兼ね備えていると言える。
バッテリー寿命と充電効率に見る実用的設計
TECNO Megapad 10は、7,000mAhのバッテリーを搭載し、ビデオ再生で約8時間の持続を実現している。この容量は、同サイズのタブレットの中では十分なレベルであり、日常の中で頻繁に充電する必要がない点が強みである。
さらに、TECNOによると、このバッテリーは500回の充電サイクルに耐えられるとされているが、これは一般的なスマートフォンの半分程度の寿命に相当する。一方、充電はUSB-Cポート経由で18W対応しており、約2.5時間でフル充電が可能となっている。
通常の使用シナリオでは、必要な時間内で手軽に充電が完了する設計であり、効率の良いエネルギー管理を追求していることがうかがえる。この点からも、TECNOが日常利用を重視して設計していることが伺えるが、モバイルバッテリーとの併用なども検討されるべきであろう。
低価格市場向けの新たな選択肢としての位置付け
TECNOのMegapad 10は、エントリーレベルのMediaTek Helio G80プロセッサを搭載しながらも、4GBのRAMと128GBまたは256GBの内部ストレージを備えている。また、microSDカードスロットで最大512GBまでのストレージ拡張が可能である点も、低価格市場において実用的な選択肢を提供している。
このプロセッサは、高い処理能力は持たないものの、基本的なアプリケーションや日常のタスクにおいては十分な性能を発揮すると考えられる。さらに、4G接続対応や厚さ7.35mm、重量447gのスリムなデザインは、持ち運びやすさと機能性を両立しており、特にタブレットを頻繁に携行したいユーザー層には好意的に受け入れられるだろう。
発売時期や価格についてはまだTECNOからの公式発表はないものの、これらの特徴から考えると、競争の激しい低価格市場において、他社製品との差別化を図れる可能性があるといえる。