Xiaomiの次世代フラッグシップ「Xiaomi 15 Ultra」の正式発表が目前に迫る中、同社は公式ティザー動画を公開した。同時に、著名リーカーによる詳細なスペック情報も流出し、デバイスの仕様が明らかになった。最大の注目点は、新たに搭載される「200MP望遠カメラ」。さらに、6.73インチのLTPO AMOLEDディスプレイやSnapdragon 8 Gen 3の採用など、ハイエンド仕様が確認された。

カメラ構成は50MPのメインカメラに加え、2つの望遠レンズを含むクアッドカメラシステムを搭載し、Leicaとの共同開発によるチューニングが施されている。公式動画では、ツートーンデザインを採用したモデルを含む3種類の仕上げが確認でき、デザイン面でも注目を集めている。Xiaomi 15 Ultraは、最先端のカメラ性能と高性能チップセットを兼ね備えた一台となる可能性が高い。

6.73インチのLTPO AMOLEDディスプレイが実現する映像体験

Xiaomi 15 Ultraには、6.73インチのLTPO AMOLEDディスプレイが搭載される。このディスプレイは3,200×1,440ピクセルの高解像度を持ち、120Hzの可変リフレッシュレートに対応。ピーク輝度は3,200ニットに達し、明るい環境下でも高い視認性を確保できる。

さらに、「Shield Glass 2.0」による強化が施され、耐久性の向上も図られている。これにより、画面の美しさと実用性の両立が期待される。LTPO技術の導入により、リフレッシュレートを自動調整できる点も見逃せない。静止画表示時には低リフレッシュレートへと切り替え、消費電力を抑えることでバッテリー持続時間の向上に寄与する。

一方、ゲームや動画再生時には最大120Hzまで引き上げ、滑らかな動きを実現。ピーク輝度の3,200ニットは、HDRコンテンツの表示においても有利に働き、特に明暗のコントラストが際立つシーンでは圧倒的な映像美を楽しめる。

また、「Shield Glass 2.0」による画面保護は、日常使用における耐久性を向上させるポイントとなる。従来のガラスと比較して耐衝撃性が向上している可能性があり、落下時の破損リスクを軽減する。このように、Xiaomi 15 Ultraのディスプレイは、視覚的な没入感を提供するだけでなく、消費電力や耐久性の面でもバランスの取れた仕様となっている。


Leica監修のクアッドカメラが可能にする高度な撮影性能

Xiaomi 15 Ultraは、Leicaと共同開発したクアッドカメラシステムを搭載し、特に望遠撮影性能が強化されている。メインカメラにはSony LYT-900センサーを採用し、1/0.98インチの大型センサーにより、低照度下でも高いダイナミックレンジを確保。50MPの解像度とf/1.63の大口径レンズが組み合わさることで、細部まで鮮明な撮影が可能となる。

特に注目すべきは、200MPの望遠カメラだ。光学4.3倍ズームを備え、100mmから200mmの焦点距離に対応。この超高解像度センサーは、デジタルズームを活用した際にもディテールを維持しやすい特性を持つ。また、70mmの焦点距離を持つ50MPの望遠カメラも搭載され、3倍ズームの範囲で優れた撮影性能を発揮する。

超広角カメラも50MPの高解像度を確保しており、14mmの焦点距離で広範囲のシーンをキャプチャ可能。さらに、32MPのフロントカメラは、高画質なセルフィー撮影やビデオ通話に適している。Xiaomi 15 Ultraのカメラシステムは、Leica監修の色再現やボケ表現を加えることで、スマートフォンカメラとしての完成度をさらに高めている。


デザインの進化とLeicaカメラを意識した仕上げ

Xiaomi 15 Ultraは、これまでのシリーズからデザイン面でも大きく進化している。公式ティザー動画では、本機が3種類の仕上げで登場することが確認され、そのうち1つはLeicaカメラを彷彿とさせるツートーンデザインを採用している。伝統的なカメラの雰囲気を持つ仕上げは、写真愛好家にとっても魅力的な要素となるだろう。

このツートーンデザインは、カメラ部分とボディの質感を対照的に仕上げることで、高級感を演出している。また、ティザー動画では、各仕上げの質感の違いが詳細に映し出されており、金属フレームの精巧な加工やレザー調の素材が確認できる。これにより、見た目の美しさだけでなく、持ちやすさや耐久性にも配慮されていることが伺える。

デザイン面での進化は、単なる外観の変化にとどまらない。カメラ部分の大型化により、より強力なレンズとセンサーを搭載可能となり、スマートフォンとしてのカメラ性能の向上にも貢献している。これまでのXiaomiシリーズと比較しても、Xiaomi 15 Ultraは、デザインと実用性のバランスを追求したモデルとして仕上げられている。

Source:NotebookCheck