Appleの次期モデル「iPhone SE 4」は、iPhone 16よりも約40%安価な価格で提供される可能性が浮上している。新型iPhone SEは、最新のApple A18チップセットを搭載し、48MPのメインカメラを備えるなど、現行モデルに比べて大幅な性能向上が見込まれている。

寸法はiPhone 13 ProやiPhone 14と同様で、500ドルからの販売が予想されている。一方で、Dynamic Islandの搭載は見送られ、ノッチ付きディスプレイが復活する可能性が高いとされている。正式発表は来月に予定されており、Appleの新たな廉価版モデルがどのような評価を受けるのか注目される。

▼関連記事▼
iPhone SE 4はAppleの最も環境に優しいスマートフォンとなるのか?
iPhone SE 4のデザインはどうなる? ノッチかDynamic Islandか

iPhone SE 4のデザインはiPhone 14に近づく?寸法から読み解く変更点

iPhone SE 4の寸法は、146.7×71.5mmになるとリーカーの@billbil_kunが報じている。これはiPhone 13 ProやiPhone 14と同じサイズであり、現行のiPhone SE(第3世代)よりも明らかに大きくなることを意味する。従来のiPhone SEシリーズはコンパクトさが特徴だったが、今回のモデルではよりモダンなデザインが採用される可能性が高い。

さらに、最新情報ではDynamic Islandの搭載は見送られるとされており、代わりにノッチ付きディスプレイが採用されるとの見方が強まっている。これにより、画面上部のデザインは従来のiPhone 14に近くなると考えられる。一方で、カメラ部分は本体から大きく突き出しているとの指摘もあり、薄型デザインを求めるユーザーにとっては好みが分かれる部分かもしれない。

また、Appleは過去のSEシリーズにおいて旧モデルの筐体を流用してきたが、今回のサイズ変更が事実であれば、iPhone SE 4では新たなフレームデザインが採用される可能性がある。これは、単なる廉価版モデルではなく、より多くの最新技術を取り入れたデバイスへと進化していく兆しとも言えるだろう。

iPhone SE 4の価格設定が示すAppleの狙いとは

新型iPhone SE 4の米国市場での予想価格は約500ドルとされており、これはiPhone 16の予想価格と比較すると約40%安価な設定になる。一方で、現行のiPhone SE(第3世代)よりも約15%の価格上昇が見込まれている。この価格設定から、Appleの狙いが見えてくる。

まず、価格の上昇はA18チップや48MPカメラの搭載など、ハードウェアの進化によるものと考えられる。これまでSEシリーズはコストパフォーマンスを重視していたが、今回のモデルでは単なる廉価版ではなく、一定の性能向上を伴うバランスの取れた製品を目指している可能性がある。

また、iPhone SE 4が「iPhone 16e」とも呼ばれている点も興味深い。Appleはこれまで、SEシリーズを独立したラインナップとして展開してきたが、今回の命名規則はiPhone 16シリーズとの関連性を強調しているように見える。これにより、従来のSEユーザーだけでなく、最新のiPhoneを手に入れたいが価格を抑えたい層への訴求力を高めている可能性がある。

Appleは長年、価格帯を細かく分けることで幅広いユーザーに対応してきたが、今回のiPhone SE 4はその戦略の中でどのような立ち位置になるのか、正式発表が待たれるところだ。

iPhone SE 4の正式発表はいつ?発売時期の予測

現在の情報によると、iPhone SE 4の正式発表は来月になる可能性が高いと報じられている。特に、AppleがPowerbeats Pro 2をリリースした後に発表される可能性があるとの見方もある。これは、Appleが新製品の発表タイミングを調整し、製品ごとの注目度を高める戦略の一環と考えられる。

Appleは通常、春に新製品を発表することが多い。過去には3月や4月にSEシリーズを発表した例もあり、今回のモデルも同様のタイミングで登場する可能性がある。新しいチップセットやカメラ性能の向上を考慮すると、iPhone 16シリーズの発表とある程度の時間差を設け、ユーザーの関心を分散させる意図があるのかもしれない。

また、発表と同時に予約が開始され、数週間後に出荷されるというAppleの従来のスケジュールを踏襲する可能性が高い。現行のiPhone SEの販売が継続されるのか、それとも完全に置き換わるのかも、発表時に明らかになるだろう。いずれにせよ、新たな廉価版iPhoneの登場がAppleユーザーにどのように受け入れられるのか、今後の動向が注目される。

Source:The VergeNotebookCheck