次世代モデルとして注目されるiPhone 17 ProおよびiPhone 17 Pro Maxは、全てのリアカメラを48メガピクセルに統一する初のモデルとなる見通しである。中国の情報源「Digital Chat Station」によると、これらのモデルにはメイン、超広角、望遠のすべてが1/1.3インチ48MPレンズを採用する。

また、ハイブリッドガラス・プラスチックレンズを組み合わせた仕様が導入されるという。Appleアナリストのミンチー・クオ氏も以前から同様の予測を示しており、ズーム性能の向上を目指した改良版Tetraprism望遠レンズを搭載する可能性が示唆されている。

一方で、フロントカメラは24MPレンズを備えることが予想され、これまでの12MP仕様から大幅な進化を遂げる見込みだ。iPhone 17シリーズは2025年9月の発売が予想され、新たな4モデル構成を含むシリーズ全体の刷新にも注目が集まっている。

iPhone 17 Proシリーズのカメラ仕様がもたらす進化の詳細

iPhone 17 ProおよびPro Maxには、従来を大きく超える48メガピクセルのトリプルレンズ構成が採用される。この構成には、1/1.3インチのFusionメインレンズ、超広角レンズ、そして改良されたTetraprism望遠レンズが含まれており、いずれも光学性能を向上させる要素を備えている。

特筆すべきは、これらのレンズがガラスとプラスチックのハイブリッド設計を採用している点である。この設計は軽量化と画質向上の両立を目指したものであり、特に望遠レンズでは光の収束効率を高め、ズーム時の画質低下を抑える効果が期待されている。

さらに、従来モデルに搭載されていた望遠レンズはPro Maxモデル限定だったが、iPhone 17 Proシリーズ全体にこの改良版レンズが採用される可能性は注目に値する。仮に両モデルに同等の望遠性能が搭載されるならば、選択の基準は画面サイズやバッテリー性能など、別の要素に移行するだろう。こうした仕様変更はAppleのカメラ設計における次のステップを示している。

24MPフロントカメラの採用がもたらす利用体験の変化

iPhone 17 Proシリーズのもう一つの注目点は、フロントカメラの解像度が24MPに引き上げられることである。従来モデルの12MPから倍増するこのアップグレードは、セルフィー撮影やビデオ通話の品質向上に直結するとみられる。

これにより、写真のディテールや色再現がより正確になり、暗所での撮影性能も向上する可能性が高い。この情報は「Digital Chat Station」の投稿内容や、Jeff Pu氏の予測とも一致しており、信頼性の高いものとされている。

また、このレンズには6枚構成のプラスチック要素が使用されており、従来の5枚構成レンズよりも光学的な歪みが抑制される。これにより、セルフィー映像がより自然で滑らかに見える効果が期待できる。Appleは一貫して「よりリアルな映像体験」を追求してきたが、この24MPフロントカメラの搭載は、その方針を象徴するものといえる。

「iPhone 17 Air」の登場とシリーズ刷新の意図

iPhone 17シリーズでは、新たに「iPhone 17 Air」というモデルがラインナップに追加される予定である。このモデルは従来の「Plus」モデルを廃止し、スリムな筐体デザインが採用されることが予測されている。「Air」の名称は、MacBookシリーズで軽量化を強調する製品ラインに使用されてきたが、スマートフォンにもその概念を適用しようとする試みのようだ。

Appleはこれまで大画面モデルを愛好する層に「Plus」シリーズを提供してきたが、最新のスマートフォン市場動向に合わせて、軽量性や携帯性を重視したモデルへの需要に対応したものと考えられる。iPhone 17シリーズ全体における4モデル構成の刷新は、これまでのユーザー層をより多角的に取り込む狙いがあると見られ、2025年秋の発売が確実視される中、Appleの戦略的な変化が注目されている。