次期Google Pixel 9aが、Samsung Galaxy S25 Edgeのリーク動画内に映り込んでいたことが判明した。短時間ながら、これまでのリーク情報と一致するデザインが確認され、新たなカメラバイザーの形状が明らかになった。
Pixelシリーズの特徴だった「盛り上がった」カメラバイザーは、今回ピル型へと変更。48MPのメインカメラと13MPの超広角カメラが搭載される可能性が高い。このデザイン変更が市場でどのように受け入れられるかが注目される。
また、新たなハンズオン動画もリークされ、端末の外観がより詳細に確認できるようになった。従来モデルからの進化点として、6.3インチOLEDディスプレイ(120Hz対応)やTensor G4搭載が予想されている。発売は来月とみられ、さらなる情報が待たれる。
Pixel 9aのデザインはどう変わったのか ー 新カメラバイザーの特徴
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Pixel 9aは従来のPixelシリーズとは異なるカメラバイザーを採用している。これまでのモデルでは横一列に配置された「盛り上がった」バイザーが特徴的だったが、今回のリークで確認されたデザインは「ピル型」のカメラバイザーに変更されている。このデザインは、Pixel 8シリーズとは異なり、よりシンプルでコンパクトな形状となっており、外観において明確な変化といえる。
また、リーク画像からリアパネルにはGoogleの「G」ロゴが確認されており、これまでのPixelシリーズのアイデンティティは保たれている。しかし、新たなデザインによって、Pixelシリーズらしさが薄れてしまう可能性もある。これまでの独特なカメラバイザーは、ひと目でPixelと分かる要素だっただけに、デザインの変化がどのように評価されるのかが気になるところだ。
Pixel 9aのデザイン変更は、過去のPixelシリーズと比較してどのような意図があるのか明確ではない。ただし、他のスマートフォンと差別化を図るための特徴的なデザインではなく、シンプルで汎用的なデザインを採用したようにも見える。実際に市場でどのように受け止められるかは、発売後のユーザーの反応によって明らかになるだろう。
Pixel 9aのカメラ性能 ー 48MPのメインレンズと13MP超広角の実力
Pixel 9aのカメラは、48MPのメインカメラと13MPの超広角カメラのデュアルレンズ仕様になるとみられている。これはPixel 8aのリークスペックとも一致しており、Googleのミッドレンジ端末としては十分なスペックといえる。特にメインカメラの48MPは、PixelシリーズのAI補正技術と組み合わせることで、高い撮影性能を期待できる要素のひとつだ。
また、超広角カメラの13MPも、風景やグループショットなどに適しており、日常のさまざまなシーンで活躍するだろう。Googleの画像処理技術は、Pixel 6aやPixel 7aでも高く評価されており、Pixel 9aでもその実力が維持されている可能性がある。特に夜景撮影やポートレートモードでは、AIの最適化によって競合機種と差別化を図ることが期待される。
一方で、カメラハードウェアの進化がどの程度ユーザーにとって魅力的かは、実際の作例を見ないと判断が難しい。特に、ライバル機種となるSamsungやAppleのミッドレンジ端末も高性能なカメラを搭載しており、Pixel 9aがカメラ性能でどこまで戦えるのかが注目される。
今回のリークでは、Galaxy S25 Edgeのカメラサンプル動画にPixel 9aが映り込んでいたが、Pixel 9a自体のカメラ性能を直接確認できる情報ではないため、正式な発表が待たれる。
Tensor G4搭載でパフォーマンスはどう変わるのか
Pixel 9aのチップセットには、GoogleのTensor G4が採用される可能性が高い。これまでのPixel Aシリーズでは、フラッグシップモデルと同じTensorチップが使われてきたが、今回もその流れを継続するとみられている。Tensor G4は、前世代のG3に比べてAI処理の最適化や電力効率の向上が期待されており、Googleの独自チップとしての成熟度が増していると考えられる。
Tensorシリーズの強みは、カメラ処理や音声認識、翻訳機能などのAIタスクにおいて、高いパフォーマンスを発揮する点にある。Pixel 9aでもこの特徴が継承される可能性があり、特にカメラの計算写真技術やリアルタイム翻訳機能などで恩恵を受けることが考えられる。
ただし、ゲーム性能や純粋な処理速度では、QualcommやAppleのチップと比べると劣る場面もあるため、どの程度の最適化がなされているかが重要になる。バッテリー持ちにも影響を与える部分であり、リークによるとPixel 9aのバッテリーは5100mAhとされている。
これは前世代よりも容量が増えており、Tensor G4の省電力性能と組み合わせることで、長時間駆動が可能になるかもしれない。実際の使用感は発表後のレビューで明らかになるが、Googleがどのような最適化を施しているかがポイントとなる。
Source:Android Central