Samsungの新型スマートフォン「Galaxy S25 Edge」が、同シリーズの他のモデルと比較して大幅なカメラアップグレードを備える可能性が浮上した。リーク情報によれば、このデバイスには200MPの高性能カメラセンサーが搭載される見込みであり、これはフラッグシップモデル「Galaxy S25 Ultra」にも採用されているものと同等とされる。
さらに、Galaxy S25 Edgeの背面には12MPの超広角カメラも搭載されるとみられ、Samsungがこれまでの「Z Foldシリーズ」や「Sシリーズ」で採用してきたセンサーが流用される可能性がある。このほか、ディスプレイの保護には「Gorilla Glass Victus 2」が採用される見込みで、最上位モデルであるS25 Ultraのみが「Gorilla Armor 2」を搭載するという。
発売時期については正式な発表がないものの、4月に登場する可能性が高いとされる。Samsungが9年ぶりに復活させた「Edge」シリーズの最新モデルが、どのような進化を遂げるのか、今後の情報に注目したい。
Galaxy S25 EdgeのカメラセンサーはS25 Ultraと同等か ー 200MPのISOCELL HP2を搭載の可能性
Galaxy S25 Edgeのカメラ性能について、これまでのリーク情報では、200MPのISOCELL HP2センサーが搭載される可能性が指摘されている。このセンサーは、フラッグシップモデルのS25 Ultraにも採用されており、Samsungが誇る最新のイメージング技術が搭載されることになる。従来、Ultraモデルにのみ与えられてきた高解像度センサーをEdgeシリーズにも搭載するという動きは、シリーズ全体のカメラ戦略に変化が生じていることを示唆している。
ISOCELL HP2センサーは、0.6µmのピクセルサイズを持ち、1/1.3インチの光学フォーマットを採用。これにより、細部までクリアな撮影が可能となるだけでなく、ピクセルビニング技術によって暗所撮影の性能も大幅に向上する。これまで、SamsungのUltraモデルが担ってきた「高解像度センサーによるプレミアムな撮影体験」が、Galaxy S25 Edgeでも実現される可能性がある。
これにより、S25 Edgeのポジションが従来の「中間モデル」から変化する可能性が出てきた。Ultraモデルに匹敵するカメラ性能を持つなら、価格とスペックのバランスを考えた際、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢になる。Samsungがどのような形でこのカメラ性能をアピールし、他のモデルとの差別化を図るのかが今後の注目点となる。
Galaxy S25 Edgeの超広角カメラは従来センサーを採用か ー 12MPのISOCELL 3K1が有力
Galaxy S25 Edgeのデュアルカメラ構成について、メインカメラは200MPセンサーと見られるが、2つ目のカメラには12MPの超広角カメラが搭載される可能性が高い。これは、SamsungがこれまでGalaxy Z Foldシリーズや「Ultra」ではないSシリーズで採用してきたISOCELL 3K1センサーの流用が有力視されている。
ISOCELL 3K1は、1.12µmのピクセルサイズを持ち、比較的広い視野角をカバーできるセンサーであり、Galaxy Z Foldシリーズでの使用実績からも、安定した超広角撮影が期待できる。一方で、最新の「Ultra」モデルが搭載する超広角カメラと比べると、画素数やセンサーサイズの面では控えめな仕様となっているため、従来のSamsungのカメラ戦略を踏襲する形となる。
この選択は、Galaxy S25 Edgeのカメラ性能における明確な立ち位置を示すものとなる。メインカメラはUltraモデルと同等のハイスペック仕様である一方、超広角カメラは標準的なスペックに抑えられている。つまり、SamsungはS25 Edgeを「Ultraに迫るメインカメラを持ちつつ、他のカメラは標準的な性能にする」という方針で調整している可能性がある。これにより、S25 Edgeは一部のカメラ機能に特化したモデルとして位置づけられ、価格や性能面でのバランスを取る形となる。
Galaxy S25 Edgeのディスプレイ素材はGorilla Glass Victus 2を採用か ー UltraのみがGorilla Armor 2搭載
Galaxy S25 Edgeのディスプレイ保護ガラスには、Galaxy S25およびGalaxy S25 Plusと同様にGorilla Glass Victus 2が採用されると見られる。このガラスは、従来のVictusシリーズより耐衝撃性と耐傷性が強化されており、特に落下時の耐久性向上が期待される。一方で、S25 Ultraのみが最新のGorilla Armor 2を搭載するとみられており、Samsungは最上位モデルのみに独自のディスプレイ保護技術を適用する形となっている。
Victus 2は、特にコンクリートやアスファルトなどの硬い表面への耐久性が向上しており、これまでのSamsungのフラッグシップモデルでも高い評価を得ている。一方で、Gorilla Armor 2はそれをさらに上回る耐久性を持ち、指紋や反射の抑制性能も強化されているとされる。この違いは、S25 Ultraがよりプロフェッショナルな用途や過酷な環境でも使用されることを想定しているためと考えられる。
Galaxy S25 EdgeにVictus 2が採用されること自体は妥当な選択だが、Ultraとの差別化がより明確になった点は注目に値する。SamsungがS25 Ultraを「特別なモデル」として位置づける一方で、S25 Edgeが耐久性の面では標準的な仕様にとどまることになるため、ユーザーにとっては選択のポイントの一つとなりそうだ。今後、実機レビューなどでこれらの違いがどのように評価されるのかが注目される。
Source:NotebookCheck