Samsungの次期スマートフォンGalaxy S25 Plusの実機画像がリークされた。画像では、縦配置のカメラモジュールが確認でき、デザインに若干の変更が加えられていることが分かる。また、電源ボタン付近には静電容量式カメラボタンのようなパッチが見られるが、実際には5Gミリ波ラジオのアンテナとされている。
このリークは、Xのユーザー@Jukanlosreveによるもので、Galaxy S25 Plusのモデル名「SM-S936U」からSnapdragon 8 Elite搭載が確認された。これにより、以前のExynos 2500搭載の噂は否定される形となった。Galaxy S25 Plusの内部仕様は大きな変化がなく、ディスプレイやRAM容量、バッテリー性能も従来モデルを引き継ぐ見込みである。
Samsungの次世代Exynosチップは依然として開発中だが、今回のGalaxy S25シリーズには採用されない可能性が高い。リーク画像が示す通り、Galaxy S25 Plusは細かなデザイン改善を中心としながらも、現行モデルの仕様を堅持した漸進的なアップデートになると予想される。
Galaxy S25 Plusのカメラモジュール再設計と進化の狙い

Galaxy S25 Plusの実機画像から明らかになった最大の特徴は、再設計されたカメラモジュールだ。縦に配置されたレンズの厚みは従来モデルと比べて微妙な差異があるものの、機能性の向上が目的と考えられる。
これに加えて、リークされた画像ではカメラ周辺がマスキングテープで覆われており、詳細なデザインは完全には確認できないが、Samsungがカメラ性能のさらなる強化を狙っていることは間違いないだろう。
カメラモジュールの変更は、Samsungがフラッグシップシリーズで展開してきたイメージング技術の延長線上にあると見られる。Galaxy Sシリーズは過去数年、夜間撮影やズーム機能の精度向上に注力してきた経緯がある。
今回のモデルでも、光学性能やソフトウェアの最適化により、ユーザー体験の向上が図られている可能性が高い。Notebookcheckの報道によれば、カメラの改良はGalaxy S25 UltraだけでなくPlusモデルにも反映されているという点で、Samsungが中位モデルにも抜かりない姿勢を見せている。
Galaxy S25 Plusはあくまで漸進的なアップデートとされるが、カメラ技術の強化は競合他社との差別化を図るための重要な要素だと考えられる。近年、スマートフォン市場はAppleやGoogleといったライバルが高性能カメラを搭載したモデルを次々と発表しており、Samsungもこの分野での優位性を維持するために積極的に手を打っていると推察される。
ミリ波ラジオ搭載の狙いと静電容量式ボタンに見える理由
今回のリーク画像で注目を集めたのが、電源ボタンと音量ロッカー下部に確認された金属製のパッチだ。一見すると、AppleがiPhone 16シリーズに搭載予定の静電容量式カメラスライダーのように見えるが、リーカー@Jukanlosreveはこれが5Gミリ波ラジオ用のアンテナであると指摘している。Samsungは従来から5G通信技術の強化に力を入れており、Galaxy S25 Plusも例外ではないようだ。
ミリ波5Gは従来のサブ6GHz帯よりも圧倒的に高速な通信速度を実現できるが、その分、信号の届く範囲が短く障害物に弱いという特性がある。そのため、アンテナ配置の最適化が求められるが、今回のデザイン変更はそうした技術的な要件に応えるものである可能性が高い。静電容量式ボタンのように見える理由は、おそらく外観上のデザインを優先した結果だろう。
Samsungがこのような手法を採用する背景には、ライバル企業との差別化と5Gインフラの成長があると考えられる。ミリ波通信はまだ全世界的に普及しているとは言えないものの、主要市場での導入が加速している中で、Samsungは通信性能の確保と見た目のスタイリッシュさを両立させることで、次世代スマートフォンの基盤を固めようとしているのではないだろうか。
Snapdragon 8 Elite採用が示すSamsungの戦略的判断
今回のリーク情報から、Galaxy S25 PlusにはSnapdragon 8 Eliteが搭載されていることが確認された。これにより、以前に噂されていたExynos 2500の採用は見送られた形だ。Samsungは次世代Exynosの開発を継続しているものの、今モデルではSnapdragonの安定したパフォーマンスを優先したと考えられる。
GalaxyシリーズにおけるSnapdragon搭載の動きは近年加速しており、その背景にはユーザーからのフィードバックと市場競争の影響が大きい。特に、Snapdragon 8シリーズは高いCPU性能と電力効率を両立しており、ゲームや高解像度動画の再生など、負荷のかかる処理でも優れたパフォーマンスを発揮することで評価されている。
一方で、Exynosは過去に発熱問題や性能面での批判が相次いでいたが、Samsungは次世代モデルで挽回を目指しているという。Notebookcheckでも指摘されているように、Exynosチップは2025年後半のGalaxy Z Flip 7とともにデビューするとされており、Samsungの自社製プロセッサへの期待は依然として高い。
しかし、現時点ではSnapdragon 8 Eliteの採用が最適解と判断されたことは、製品の完成度を重視するSamsungの戦略の一端と言えるだろう。